「おいしいタコライスを食べて、べんきょうをがんばります」「次もかんしょくしたい」。県内で増えつつある「みらいチケット」の協力店。子どもたちからは、そんなメッセージが寄せられている。食材やおやつの提供、チケットのまとめ買い。支援の輪が広がっている。(社会部・城間陽介)

 那覇市曙の「タコスプーン」は、当初からのみらいチケット協力店に名を連ねる。店主の伊芸和能(かずよし)さん(41)はひとり親家庭で育った体験から、「子どものために」と賛同した。道向かいの小学校に通う児童が1日10人前後訪れる。

 近隣の企業や自営業者が米や菓子類を差し入れてくれたり、チケットをまとめ買いしてくれる人がいたり。子どもたちには、地域の大人たちが見守っていることを伝えている。

 食品スーパー「タウンプラザかねひで」を運営する金秀グループの金秀商事は、県内59店舗でみらいチケットを扱う。昨年11月からスタートし、毎月平均1700枚分(1枚当たり税込み328円)を子どもたちが利用する。...