打ち合わせをする琉球銀行小禄支店の比嘉一史支店長(左)と照屋真紀主任=2022年12月29日、同支店
融資担当への登用期待 「男性の世界」意識改革へ【琉球銀行(下)】
[「女性活躍」の今~新時代の働き方~]第1部(6) 琉球銀行(下)
育休明けすぐの昇格や女性部長の誕生など、琉球銀行の「女性活躍」に向けた改革が続く中で、女性行員のモチベーションは上がってきた。それでも、取り組みの継続と改善は必要だ。
「融資は男性の世界」。小禄支店主任の照屋真紀氏(38)は、そう感じる。企業を相手にするだけに、担当には継続的に安定した対応が求められる。残業も比較的多い部署。そのため「融資担当の女性行員が子育てに入ると、異動を希望するケースが多い」と感じる。
現在、照屋氏の周囲に融資を担当している女性の先輩はいない。男性的な働き方についていくため、家族との時間が「犠牲」になっている。家族からは「今の働き方をやめてほしい」「もっといろんな仕事があるよ」と言われた経験もある。
ただ、仕事が好きで、やりがいも感じている。それだけに「融資部門に女性の上司がもっと増えてくれれば」と願う。...
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