標識と天然記念物

天然記念物の動物を保護するために立てられている、やんばるでよく見かける標識。

天然記念物の動物を保護するために立てられている、やんばるでよく見かける標識。

ヤンバルクイナやリュウキュウヤマガメなどの貴重な動物が棲むやんばるの林道脇には特別な標識が立っています。

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それは、天然記念物の動物が道路を横断するので気をつけるよう、「おうだん注意 ヤンバルクイナ」というような感じでドライバーに呼び掛けているものです。


でも、一般のドライバーには道路上の小動物は木の葉や小石と区別がつかないようで、見ていてもそれが動物とはまったく思えないみたいです。


横断中、自動車に轢かれたイボイモリ。

横断中、自動車に轢かれたと思われるイボイモリ。

県指定天然記念物のイボイモリは、繁殖期に入ると頻繁に移動をするので、よく林道に現れたりもします。そのため、彼らは受難を被るのです。

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「おうだん注意、イボイモリ」の標識のすぐ脇で、イボイモリが轢かれているのを見ました。


残念なことに、この標識は役には立たなかったみたいです。