「20代でもマンションの購入はできるの？」
「20代でマンションを購入するために必要な年収はいくら？」
と漠然とした疑問をお持ちの方がいらっしゃると思います。
そこでこの記事では、マンションの売買に関して豊富な実績を持つオークラヤ住宅が20代の方のマンション購入について解説していきます。
マンション購入は大きな買い物なので、失敗は避けたいところです。20代でマンションを購入する時のメリットや注意点、購入のポイントを押さえておきましょう。
20代でマンション購入を成功させたい人は、ぜひ参考にしてください。
目次
20代でもマンション購入の住宅ローンは組める？
条件を満たしていれば、20代でもマンション購入の住宅ローンは組めます。
住宅ローンでは、主に以下の点が審査されます。
- 年齢
- 勤務先
- 雇用形態
- 勤続年数
- 年収
- 個人信用情報
- 健康状態
雇用形態については、正社員であれば住宅ローンを組みやすいと言えます。特に、上場企業勤務や公務員の場合「安定している」とみなされて審査が通りやすくなると言われています。
しかしながら場合により、住宅ローンの審査が通らないこともあります。例えば、クレジットカードやスマートフォンの分割金の滞納などがある場合です。
将来住宅ローンを組めるように、日ごろからクレジットカードやスマートフォンの分割金などの滞納がないようにしておきましょう。
なお、住宅ローン審査の際に収入や借り入れについて虚偽の申請をすると審査に通らない恐れがあるため、誠実に回答しましょう。
また、夫婦共働きの場合は「ペアローン」という夫婦で利用できる住宅ローンもあります。「ペアローン」を利用すると、一人で住宅ローンを組む場合に比べて多くの融資を受けやすくなります。
20代でのマンション購入に必要な年収は約350万円
20代でのマンション購入に必要な年収は、約350万円以上が目安になります。年収が350万円あれば、住宅ローン審査で承認を得られる可能性があります。
ただし、住宅ローンを借りすぎてしまうと返済の負担が大きくなるので、無理のない返済計画を立てることが肝心です。
ローンの月々返済額は月収の25％以下を目安にすると良いとされています。例えば、月収30万円の人なら、毎月の返済額は7万5,000円（30万円の25％）以下になるようにしましょう。
20代でマンション購入するなら「新築」or「中古」？
20代でマンション購入するなら「新築」と「中古」のどちらが良いのでしょうか？
「新築」と「中古」には以下の違いがあります。
「新築」：最新の設備が欲しい人向け
「中古」：購入価格を抑えたい人向け
新築マンションは「住んだ瞬間に価値が2割落ちる」と言われているので、最新の設備にこだわりがなければ、価格が抑えられた中古マンションの方がおすすめです。
中古マンションでも駅から徒歩5分など立地が良い物件であれば、価値が下がりづらいので狙い目です。
20代でマンション購入をする場合いくらくらいの物件を選ぶ？
住宅金融支援機構が発表した「2020年度フラット35利用者調査」によると年収倍率（物件価格が年収の何倍になるかを示した値）は、中古マンションで5.6倍、新築マンションで7.0倍となりました。
これを参考にした場合、年収の5～7倍を一つの目安として物件を選ぶようにすると良いでしょう。具体的には、年収400万円の人なら最大2,000万～2,800万円が目安となります。
ただし、年収は変化するため、不安な方は年収倍率をより抑えた物件を選ぶようにしましょう。
20代でマンション購入をしている割合は？
20代でマンション購入をしている割合はどのくらいなのでしょうか？
国土交通省の住宅局の「令和2年度住宅市場動向調査報告書」によると、
30代未満で中古マンションに住んでいるのは、中古マンション所有者の7.4%。新築マンションに住んでいるのは、新築マンション所有者の9.3%。
割合は少ないですが、20代でもマンションを購入している人は一定の割合はいることがデータから読み取れます。
マンション購入を20代でするメリット
マンション購入を20代でするメリットは、以下の通りです。
- 住宅ローンを早い段階で完済しやすい
- 老後の住宅を確保できる
- 早くから資産形成ができる
- 賃貸よりも施設のグレードが高い場合が多い
それぞれ解説していきます。
住宅ローンを早い段階で完済しやすい
年齢が若いうちに住宅ローンを返済できるのがメリットです。例えば、29歳で35年ローンを組んだ場合、64歳で完済できます。一定収入があるうちに住宅ローンの返済が終われば、老後の精神的な負担が軽くなるでしょう。
収入次第では、より早期に住宅ローンの返済が可能です。また、年齢を重ねるにつれて年収が上がっていけば、返済の負担が軽くなります。
老後の住宅を確保できる
20代でマンションを購入しておくと、老後の住宅を確保できます。老後の住まいについて考えることがなくなるので、安心感を得やすくなります。
賃貸物件によっては、高齢者は入居審査が厳しい場合があります。マンションを購入して住宅ローンを完済しておけば、賃貸物件と違い老後に家賃を払い続ける必要もありません。
（但し、管理費や修繕積立金の支払は必要です）
早い段階で老後の住居を確保できるのは、精神的に大きなメリットです。
早くから資産形成ができる
早くから資産形成ができる点も魅力です。賃貸物件の家賃をいくら払っても資産にはなりません。
毎月の家賃が10万円の物件の場合、年間120万円、30年間なら3,600万円の出費になります。しかし、家賃をいくら払っても資産形成にはなりません。
その点、マンションを購入した場合は自分の資産になります。そのため、マンションの購入は資産形成をしたい人には相性が良いと言えます。
賃貸よりも施設のグレードが高い場合が多い
分譲マンションは賃貸マンションに比べて、共有施設のグレードが高い場合が多いです。
防音・防犯整備などが賃貸マンションよりも充実している傾向があります。また、室内の設備に関してもキッチンやお風呂などの水回りもより高品質に作られていることもあります。
そのため、賃貸マンションに比べて、より快適に過ごせる居住空間を手に入れることが可能です。
マンション購入を20代でする時の注意点
マンション購入を20代でする時の注意点は、以下の通りです。
- 選べる物件が制限される場合がある
- 転勤や引っ越しがしづらくなる
- 住宅ローンの返済中は賃貸に出せない
- ライフプランを考えて物件を選ぶ
それぞれの注意点について説明します。
選べる物件が制限される場合がある
購入時点の年齢が20代の場合、予算の関係で選べる物件が制限される場合があります。
貯金も少なく住宅ローンの融資額が少なかった場合、立地や間取り、設備などで諦めないといけない部分が出てくるかもしれません。
転勤や引っ越しがしづらくなる
20代でマンションを購入した場合、賃貸マンションに比べると転勤や引っ越しがしづらくなります。
万が一、転勤を命じられた場合や引っ越しをする場合、購入したマンションを手放すか、住宅ローンを払いつつ引っ越し先で賃貸物件を借りるかの選択を迫られます。
住宅ローンの返済中は賃貸に出せない
原則、住宅ローンの返済中は購入したマンションを賃貸に出すことはできません。住宅ローンは自分が居住する物件を購入するためのローンです。
そのため、賃貸として貸しに出す場合は、住宅ローンを返済するか、賃貸住宅向けのローンに切り替えなければならないことがあります。賃貸住宅向けのローンは、住宅ローンに比べて金利が高くなります。
また、物件を賃貸に出した場合、家賃収入について毎年確定申告が必要です。
ライフプランを考えて物件を選ぶ
将来、結婚や子どもの育児を考えている場合は、ライフプランに合わせて物件を選びましょう。
ライフプランの変化を考えておけば、結婚したり、子どもができたりしても長く住むことができます。もしも子育てを考えているなら、2LDK以上あると良いでしょう。
逆に、ライフプランを考えずに物件を選んでしまうと「家族と暮らしにくい」というトラブルに繋がる恐れがあるので注意が必要です。
マンション購入を20代でする時のポイント
マンション購入を20代でする時のポイントは、以下の通りです。
- マンションを住み替える可能性も検討しておく
- 資産価値を考えて物件を選ぶ
- 管理がしっかりしている物件を選ぶ
順番に解説していきます。
マンションのを住み替える可能性も検討しておく
20代は結婚や介護など、今後の生活が変化する可能性が高い年代と言えます。そのため、 住み替えの可能性も考えてマンションを購入しておきましょう。
住み替えの可能性を検討しておくと物件の選び方が変わります。
資産価値を考えて物件を選ぶ
マンション購入は資産形成の側面もあります。そのため、資産価値を考えてマンションを選ぶようにしましょう。
例えば、駅から5分以内の物件であれば交通の便が良いため、価値が下がりづらくなります。他にも周辺施設が充実していたり、災害のリスクが低かったりする場合も価値が高く評価されやすいです。
資産価値の高い物件の場合、売却したり、住宅ローン返済後に賃貸物件にしたりして利益を得やすくなります。
管理がしっかりしている物件を選ぶ
新築のマンションの場合は判断が難しくなりますが、中古マンションの場合は管理がしっかりしている物件を選びましょう。
いくら立地がよく設備が充実していても、管理が不十分で不衛生だったり、共有部分に破損があったりするマンションでは価値が下がってしまいます。
エントランスや廊下、駐輪場など共有部分がしっかり管理されているか確認しましょう。
20代でマンション購入したいなら不動産会社に相談する
20代でマンション購入したいなら、不動産会社に相談しましょう。
「不動産会社ならどこでも良い」というわけではなく、マンションの購入に関して豊富な実績を持っている会社を選びましょう。そうすると、資金計画や住宅ローンの斡旋や物件の選び方などのアドバイスを受けやすくなります。
当社オークラヤ住宅では、マンション売買相談カウンターを用意しています。購入コンサルティングチームがお客さまの気持ちに寄り添って、丁寧にサポートいたします。
こちらのページの下部からお気軽にお問合せください。
20代がマンション購入する時のよくある質問
20代がマンション購入する時のよくある質問に回答します。
- 頭金がなくても住宅ローンを利用できる？
- 死亡や大病で住宅ローンの返済ができなくなった場合は？
- 住宅ローン以外に毎月の費用はかからないの？
- ひとりで住むなら、どんなマンションがおすすめ？
ぜひ参考にしてください。
頭金なくても住宅ローンを利用できる？
頭金がなくても住宅ローンでマンションを購入することは可能です。いわゆる「フルローン」という方法です。
ただし、頭金を用意した場合に比べて借り入れ額が大きくなるため、返済の負担も大きくなります。そのため、余裕を持った資金計画を立てる必要があります。
死亡や大病で住宅ローンの返済ができなくなった場合は？
「団体信用生命保険」に入っていれば、住宅ローン利用者が死亡や所定の高度障害状態になることにより住宅ローンが返済できなくなった場合に保証してくれます。
「団体信用生命保険」に加入するためには、健康状態が良いことが条件になります。その点、他の年代に比べて健康状態が良いことが多い20代は審査に有利でしょう。
住宅ローン以外に毎月の費用はかからないの？
「修繕積立金」や「管理費」という費用がかかります。修繕積立金や管理費はマンションによって変わります。
そのため、マンションを選ぶ際にはそちらについても確認しておきましょう。
ひとりで住むなら、どんなマンションがおすすめ？
一人暮らし向けのコンパクトマンションがおすすめです。コンパクトマンションなら住宅面積が小さいため、ファミリー向けのマンションより低価格になります。
また、コンパクトマンションなら物件価格が安いためローンも組みやすくなります。もし家族が増えた場合には、コンパクトマンションからファミリー向けのマンションに住み替えを検討すると良いでしょう。
まとめ：20代のマンション購入は早めの行動が賢明
20代でマンションを購入したいと思ったら物件選びや資金計画や住宅ローン審査など、やることがたくさんあります。そのため、早めの行動が賢明です。
冒頭でもお伝えした通り、マンション購入は大きな買い物になるため、失敗は避けたいところです。
マンション購入を成功させたい場合は、知識と経験が豊富な不動産会社に相談しましょう。
当社オークラヤ住宅は、1982年に創業で2022年3月時点で11万件以上の契約件数があるため、マンション購入を考えている人のお力になれます。
マンション売買相談カウンターでは、無料でご相談を受け付けています。対面だけでなく、オンラインでの相談も可能です。まずは、こちらのページの下部からお気軽にお問合せください。
ぜひ、20代のマンション購入を成功させましょう。
