世界一小さな国からの絶景♪サン・ピエトロ大聖堂のクーポラに登ろう！

イタリアのローマに位置するヴァチカン市国は”世界一小さな国”です。その広さはなんと東京の千代田区にある皇居の半分にも満たない広さだというのだから国として考えるなら驚きの小ささですよね！
そんなヴァチカン市国は国自体が世界遺産でもあり、特に歴史や芸術、建築物が好きな方ならぜひ訪れたい観光スポットだと思います。

"特にそういうものには興味がないかも…"
という方でも、教科書で見たことがある数々の有名な芸術作品を有する【ヴァチカン美術館】にミケランジェロの『最後の審判』で有名な【システィーナ礼拝堂】、カトリックの総本山である【サン・ピエトロ大聖堂】の荘厳さを目の当たりにすれば、きっと圧倒されて”行ってよかった！”と思うはず！

そんな多くの人を惹きつけてやまない魅力溢れるヴァチカン市国には、ローマ市街地を一望できるスポットとしてもすごくおすすめな場所があります。

そのおすすめスポットというのが大聖堂のクーポラ！
大聖堂を外から眺めると、半球状のドームが見えます。このドームをイタリア語で”クーポラ”と呼ぶんです！

大聖堂内部からクーポラを見上げるとクーポラ内側の壁画が見えます。
その美しさと荘厳さに目を奪われますが、よくよく目をこらすとクーポラの壁画に沿って歩く人々が見えるはず！

実はクーポラに登ると、下から小さくしか見えなかった壁画を間近で見ることができる上に、さらにクーポラの上に登ればローマ市街地を一望できてしまう絶景スポットなんです！

初めてヴァチカン市国を訪れる方は、”イタリアからヴァチカン市国ってどうやって入国すれば良いの?”と思ってしまうかもしれませんが、特に入国審査などがあるわけでもないので実際にヴァチカン市国に足を踏み入れる時は拍子抜けしちゃうかもしれません。まずは大聖堂を訪れる際と一緒で、セキュリティチェックを受けた後、大聖堂に入場する列に途中まで並びます。しばらくするとバジリカ(大聖堂)に入場する列と、クーポラに進む列に分かれるので、表示に従ってクーポラの列に進みましょう♪

クーポラに進む列の先でチケットを購入します。チケットには、
①エレベーターは使わずに全551段の階段を登り切るチケット
②途中までエレベーターを利用し残り320段は階段を登るチケット
2種類のチケットがあります。どちらを選ぶかによってチケットのお値段も異なるので、その日の体力と相談してどちらのチケットを購入するか決めてくださいね。
※どちらのチケットを購入してもクーポラを登り切るためには320段の階段を登る必要があるので、その後の行程を考えて体力を温存したい時や、ちょっと観光につかれてきたな…という場合は値段は少し高いですが②のエレベーターを利用するチケットを購入することをおすすめします♪

階段、もしくはエレベーターではじめに目指すのがこちら。ここからゴールをめざし320段の階段を登ります♪

階段を登り初めてすぐに訪れるのがここ！
下からだとよく見えなかったクーポラ内部の美しい壁画が目の前に広がります…クーポラに登らないと体験できないので是非ゆっくりと堪能してくださいね！

クーポラ内側の壁画を堪能したら、ゴールを目指してあとはひたすら階段を登るだけ！
登っている途中には、クーポラの形状に沿って壁が傾いているので平行感覚がおかしくなってしまいそうな部分も…上へ登るにつれ階段の幅も狭くなり歩きづらくなっていきます。

最後はこの螺旋階段！これを登りきれば待ちに待った絶景が待っています…
それがこちら！

いかがですか?
すぐ目の前には【サンタンジェロ城】！右手には【パンテオン】や【ヴィットーリオ・エマヌエーレ2世記念堂】など、ローマ観光で訪れた場所をこんな風に見ることができるなんてまさに絶景スポットじゃないですか?

違う位置からは【ヴァチカン美術館】や【システィーナ礼拝堂】を上から眺めることもできますよ。

絶景を堪能したら行きとは違う階段をひたすら降ります。最終的には大聖堂内部に到着。時間がある方は大聖堂内部をゆっくり見て回ってみてください。タイミングがあえば大聖堂を出てすぐ右手で1時間に1度行われるスイス衛兵の交代式を見たり、ヴァチカンの郵便局からお手紙を出してみるのも良い旅の思い出になるはず♪

今回ご紹介したヴァチカン市国のクーポラ、いかがでしたか?
せっかくの旅先なのでおしゃれな服装で観光したい女性も多いかと思いますが、クーポラに登るならフラットな靴と動きやすいパンツスタイル、荷物も少なめで観光することをおすすめします♪
またヴァチカン大聖堂は本来は祈りの場…夏場などは暑いので露出が多くなりがちですが、神聖な場所ということを忘れずに、ストールなどで露出を避けてぜひ世界一小さな国と永遠の都ローマでの素敵な時間を過ごしてくださいね♡