[ロシア世界遺産：モスクワのクレムリンと赤の広場]絶景、荘厳、栄華…ヨーロッパおすすめの世界遺産をご紹介！

モスクワのクレムリンと赤の広場(ロシア)

クレムリンというのは、本来、古代ロシアの城塞を意味するロシア語です。かつては、ロシア各地にクレムリンがありましたが、その後はモスクワの城塞がこの言葉を代表することになり、ソ連時代には国家の権力を象徴する意味で使われるようになりました。現在も大統領府を擁するロシアの中枢として機能しています。銃眼をうがった城塞の外壁に沿って、全て形の違う16の塔が立っています。赤の広場に面するスパースカヤ塔には、大きな時計がはめられており、かつてはその時計の鐘の音にあわせてレーニン廟の衛兵の交替が行なわれていました。クレムリンの中に入ると、右手にはクレムリン大会宮殿。更に進むと、「大砲の王様」と「鐘の王様」があります。鐘は、高さ6.1m、直経6.6m、重量約200tという世界一の大きさですが、一度も鳴らされたことがありません。鐘と大砲の後ろに、イワン大帝の鐘楼や、アルハンゲリスキー寺院、ウスペンスキー寺院、ブラゴベーシェンスキー寺院、歴代王室の寺院、モスクワの公的建造物では最古のものとされるグラノビータヤ宮殿、モスクワ川に向って建つ大クレムリン宮殿などがあります。