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未完作、公募で完結 故内田康夫さん「孤道」

 3月に83歳で亡くなった作家、内田康夫さんの未完の小説「孤道」の続きを公募する「『孤道』完結プロジェクト」は21日付で、札幌市の和久井清水さん(57)の「孤道 我れ言挙げす」を最優秀賞に選んだと発表した。受賞作は来年春、講談社文庫より刊行される。

 代表作「浅見光彦シリーズ」の114冊目に当たる「孤道」は、2014年12月に毎日新聞で連載が始まったが、翌年7月に内田さんが脳梗塞に見舞われ、8月で中断。同作は17年5月に未完のまま刊行され、続編の公募も始まった。受賞作は102編の応募作の中から、推理小説研究家の山前譲さんや内田康夫財団などの選考で選ばれた。

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