日野原さん延命拒み、自宅で最期 聖路加病院会見
18日に105歳で死去した日野原重明さんが名誉院長だった聖路加国際病院(東京都中央区)の福井次矢院長が同日会見し、日野原さんが経管栄養の延命措置を拒み、自宅での療養を望んだことを明らかにした。
福井院長は会見で、日野原さんが加齢に伴う心臓や消化器、骨格筋などの不調に悩まされていたと明かした。3月に口からの食物摂取が難しくなって入院した際「経管栄養や胃ろうをしますか」と尋ねたところ、日野原さんは「明確に拒否」して数日後に帰宅。自宅療養を経て最期を迎えたという。