興福寺の阿修羅像、お堂で特別展 奈良、15日から
奈良市の興福寺は14日、通常は展示施設に安置されている阿修羅像などの国宝や重要文化財の仏像を、一つのお堂にそろえた特別展「阿修羅 天平乾漆群像展」が15日から始まるのを前に、堂内を報道陣に公開した。
聖武天皇の光明皇后が734年に建立し、江戸時代に火事で焼失した西金堂に安置されていた天平時代の仏像など最大で25体をまとめて仮講堂に配置。阿修羅像を含む「八部衆像」や、釈迦の「十大弟子像」のうち寺に現存する6体のほか、鎌倉時代の阿弥陀如来像や金剛力士像、天燈鬼・龍燈鬼像などもそろえた。
会期は前期が6月18日まで。後期は9月15日~11月19日。