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「アプリで通信監視」「収容所で肉体と精神破壊」 ウイグル抑圧の実態、亡命少数民族が証言

 中国政府による少数民族抑圧が懸念される新疆ウイグル自治区で何が起きているのか。厳しい情報統制が敷かれ現地の様子が分かりにくい中、海外に亡命した少数民族の女性たちが西日本新聞のオンライン取材に応じ、過酷な人権侵害の実態を明らかにした。証言すれば現地に残る親族を危険にさらす恐れがあるが、「声を上げたくてもできない同胞に代わり、事実を世界に伝えたい」と力を込めた。

 「2016年ごろからウイグル族のパスポートが取り上げられ、収容所に送られ始めた」。新疆の区都ウルムチ市で生まれ育ち、19年に夫の母国パキスタン経由で米国に亡命したウイグル族のズムレット・ダウトさん(40)は振り返る。チベット自治区で分離・独立運動を封じ込めた陳全国氏が新疆トップの共産党委員会書記に就任した16年から統制が加速したとされる。

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