飛び出した!鮮やかブルー 直方で青いアマガエル発見
珍しい青色のアマガエルを、福岡県直方市上頓野の上川さん家族が自宅裏山で発見、長女の蓮嘉さん(9)=上頓野小3年=が子どもたちへの環境教育に取り組む同市の遠賀川水辺館に寄贈した。
体長約3センチ。5月29日午前に父親が裏山で木の伐採中、アマガエルが根元から「ぴょーんと飛び出してきた」という。通常は黄緑色の体だが、鮮やかな青。家族でホームセンターに出掛けて水槽や中に入れる石や草などを調達し、成育環境を整えた。
「青が好き」という蓮嘉さんは、青空になぞらえてカエルを「スカイ」と命名。今月2日に「友だちにも見せたい」と学校へ持って行ったところ、「みんな、びっくりしていた」。家族で話し合って水槽ごと同館への寄贈を決め、3日に両親と水辺館を訪れた。
アマガエルの体色は、皮膚の一部の色素が欠乏し、まれに青色や黄色になることがあるという。同館は水槽内で成育を続け、「皆さんに見て楽しんでもらえれば」と話している。