アニメの新キャラ? 日田市で“珍”ミョウガ発見
大分県日田市緑町の女性(95)方近くの山で、実を付けた珍しいミョウガが見つかった。実の内側には黒い種子が二つ、ちょこんと付いている。まるでアニメのキャラクターの顔のようで、近所の住民を驚かせている。
ミョウガは薄黄色の花が咲く前のつぼみの状態で収穫し、薬味やみそ汁の具などとして使われる。生育に詳しい高知大IoP事業推進室の前田幸二特任教授(68)によると、夏から秋にかけて気温25度ほどの穏やかな気候が続き、適度な湿度が保たれると実がなることがあるという。
女性は今月中旬、家族が腰の高さまであった草を刈った際に、赤い実を付けたミョウガ約10株を見つけた。「見た目はトウガラシのようで、とてもミョウガとは思えん。95年生きてきてこんなの初めて見た」と目を丸くしていた。 (中山雄介)