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里見、第一人者の風格 加藤に反撃許さず 女流王位戦第3局

 慎重にリードを固め、勝利へと近づく様は第一人者の風格を感じさせた。17日、第31期女流王位戦5番勝負(西日本新聞社主催)の第3局を制した里見香奈女流王位(28)。新型コロナウイルスの影響で例年と異なる環境下、加藤桃子女流三段(25)の挑戦を無敗で退け、通算6期目の防衛を果たした。

 午前9時に対局開始。里見の中飛車に加藤の居飛車穴熊で、第1、2局と同じ戦型になった。8筋での小競り合いの後、里見は1四歩(57手目)と端攻めを仕掛けた。1筋の勢力争いが焦点となったが、里見は1五歩(79手目)と慌てず拠点を構築。1七同玉(83手目)から2七銀(87手目)と陣形を引き締めてペースを握り、寄せの形を築いた。

 追い込まれた加藤は2五桂(126手目)から王手の連続で相手陣を乱し、上部脱出を図ったが、里見は的確に応じて後手玉を即詰みに仕留めた。投了は午後6時59分。持ち時間各4時間のうち、残りは里見14分、加藤1分。

 立会人の若松政和八段は「両対局者とも力強い攻防を展開し、大熱戦となった。加藤女流三段もよく頑張ったが、終盤、里見女流王位がわずかに競り勝ったという印象」と総括した。

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