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175Rと書いてイナゴライダー 北九州から飛び立った「長渕剛のパンク版」

福岡スタア倶楽部ー2003(平成15)年8月23日 西日本新聞ー

 「175R」と書いて「イナゴライダー」と読む。北九州市出身。一風変わった名前の四人組ロックバンドがヒットチャートをばく進している。今年一月にメジャーデビュー。夢、希望、未来…。パンク調の激しいビートに乗せた熱いメッセージが若者の強烈な支持を集めている。夏の全国ツアーも軒並み満員御礼。元気のない時代、聴き手を励ますように「イナゴ」は飛び続ける。

 朝が来るまで語り明かした 僕らが夢見ていた約束の街(空に唄えば)

 七月二十一日、福岡市中央区のライブハウス「ドラムロゴス」。携帯電話のCMでおなじみの曲をボーカルのSHOGO(23)が熱唱すると、千人の聴衆のボルテージは最高潮に達した。

 ギター、ベース、ドラム、ボーカル。大音響が一体となって客席に襲いかかるような感覚。みぞおちが痛いほどだ。前の客の肩に飛び乗り、頭の上を転がっていく人、人、人…。興奮のるつぼ。貧血で倒れ、会場から運び出されるファンもいる。

 大きな空見て自分を感じてたい 大事な仲間と笑いころげていたい(ハッピーライフ)

 彼らの曲は「青春パンク」。友情や恋愛、人生などをテーマに、親しみやすいメロディー...

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