辞世の歌は妻への手紙の「切り取られた三行」 福岡拠点に活動の夢野久作
【夢野久作の手紙全文】
探偵小説「ドグラ・マグラ」で知られ、昭和初期に福岡を拠点に活躍した作家夢野久作(本名杉山直樹、1889~1936)の「辞世の歌」を書いた紙片が、妻クラに送った手紙から切り取られた可能性が高いことが分かった。
「われ死なば形見に残すものはなし/白雲悠々山河遼々」と夢野の虚心を映した歌は、これまでの研究では...
探偵小説「ドグラ・マグラ」で知られ、昭和初期に福岡を拠点に活躍した作家夢野久作(本名杉山直樹、1889~1936)の「辞世の歌」を書いた紙片が、妻クラに送った手紙から切り取られた可能性が高いことが分かった。
「われ死なば形見に残すものはなし/白雲悠々山河遼々」と夢野の虚心を映した歌は、これまでの研究では...