『マカオ黒帯団』 野上勝彦著
1830年代のマカオ。多様な民族がひしめく自由港のにぎわいの中、薩摩からの漂流民・謝五郎はたくましく生きていた。貧困に苦しむ孤児たちと出会い、その惨状を見かねた謝五郎は有力者の援助を受け孤児院設立に奔走する－。アヘン禍が深刻化した欲望渦巻く街を舞台に多様な人間模様を描いた歴史小説。著者は1946年...
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