【精密機器に強み】腕時計中心にデジカメ、教育関連製品手掛ける。
カシオはリブリーの子会社化を通じて教育事業を拡充する
カシオ計算機は26日、デジタル学習教材のLibry(リブリー、東京・港)を子会社化すると発表した。第三者割当増資などで同社株式の約68.9%を取得し、5月中に連結子会社化する。取得額は非公表。リブリーのコンテンツを活用して、自社で運営する教育アプリの機能を充実させる。
リブリーは中学・高校向けにAI(人工知能)ドリル機能などのデジタル教材を手掛けており、24年3月時点で約600校に導入している。2025年2月期の売上高見込みは約3億円。
カシオは教育アプリ「ClassPad.net(クラスパッド・ドット・ネット)」を手掛けており、高校を中心に23年3月時点で全国245校に導入している。26年度までに22年度比約7倍の1750校にまで広げたい考えだ。子会社化を通じてリブリーの持つ学習コンテンツやツールを生かして教育事業を拡充する。
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