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沖縄の戦跡どう伝え残す 風化で調査難航、惨禍記録工夫

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太平洋戦争末期にあった沖縄戦の戦跡の保全が難航している。沖縄県は1千以上を確認したが、文化財に指定できたのはごくわずかだ。風化で調査が困難といった背景に加え、米軍施設内にあるとみられ詳細が不明なケースもある。そうした中、惨禍を物語る場を記録し継承しようと、市町村職員らが奮闘している。

司令部や病院に使われた壕(ごう)、住民が身を寄せたガマ(自然壕)、重火器を設置した砲台やトーチカ(防御陣地)――。1945年に米軍が上陸し、激しい地上戦が展開された沖縄には、さまざまな戦跡がある。

県が調査で確認したのは1077カ所。保護を進めようと2016年4月、市町村に文化財指定の促進を通知したが、指定は24件(20年5月時点)にとどまる。

19年に火災が起きた首里城(那覇市)の地下にあり、旧日本軍の軍事的中枢だった第32軍司令部壕は、文化財指定と公開を求める声が根強い。しかし崩落の危険性があり、県設置の検討委員会で議論が続く。

県によると、指定には保存状態が良好で、調査で歴史的または学術的な価値が評価されることが必要。担当者は「調査できた戦跡がまだ少なく、土地整備や開発で消えていくものもある」と保全の難しさを指摘した。

「戦跡にはタイムスリップするように戦争を追体験させる力がある」と訴えるのは、平和教育に活用してきた沖縄国際大の吉浜忍・元教授。後世に伝えるために期待するのが、市町村独自の取り組みだ。

中城村教育委員会は戦跡77カ所をまとめたガイドブックを20年3月に発行。訪ね歩くのに役立つようにとQRコードも掲載した。読み取ると座標が表示され、地図アプリで位置が特定できる。担当した喜納大作さん(37)は「ガイドブックは料理に例えれば材料。研究や平和教育に活用してほしい」。

恩納村は村史戦争編を編集中で、住民の避難場所や野戦病院などに関し、証言や記録との照合を進める。米軍キャンプ・ハンセン内には、旧日本軍が召集した沖縄の少年らの部隊「護郷隊」の陣地が残るとされ、担当者は「いつか詳細な調査をしたい」と考えている。〔共同〕

沖縄戦 太平洋戦争末期の1945年3月26日、米軍が沖縄・慶良間諸島に上陸して始まった地上戦。4月1日には本島に上陸し、空襲や艦砲射撃など「鉄の暴風」と呼ばれる猛攻撃を加えた。旧日本軍の組織的戦闘は6月23日、南西諸島を防衛する第32軍の司令官、牛島満陸軍中将らが自決して終わったとされる。
その後も局地戦は続き、現地の日本軍の部隊が降伏調印したのは終戦翌月の9月7日だった。日米双方で計20万人超が死亡し、うち一般住民は推計約9万4千人を占める。

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