公共工事、物価高超す増額頻発 国発注の4割で計5.2兆円
インフラコストの深層 NIKKEI Investigation
国発注の公共工事で、着工後に人件費単価や物価の伸びを上回って増額する事例が頻発している。日本経済新聞の調べでは、計画から10年以上過ぎた工事382件のうち42%で計5.2兆円増えていた。国の計画が甘く、追加工事や工期延長が目立つ。増額に伴う変更契約は受発注者の交渉で決まり、外部からは見えにくい。増額のルールや検証の仕組みが必要だ。
工事の発注は競争入札で決まるが、変更契約は事実上の随意契約で、値...
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