抽象と具象について〜道元『正法眼蔵』 若松英輔
一つの言葉を凝視することで、世界はまるで違った姿を現わすことがある。ただ、ある人たちは、一つの言葉が世界の深みへの扉であることを知らない。
「すがた」は、姿とも書くが「象(すがた)」とも書く。今日では「象」の文字が単独で用いられる多くの場合、あの大きな動物を指すばかりになってしまった。だがこの文字に一文字加えるだけで「象」はそのちからを取り戻す。印象、心象、そして形象などがその一例だ。
十九世紀...
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一つの言葉を凝視することで、世界はまるで違った姿を現わすことがある。ただ、ある人たちは、一つの言葉が世界の深みへの扉であることを知らない。
「すがた」は、姿とも書くが「象(すがた)」とも書く。今日では「象」の文字が単独で用いられる多くの場合、あの大きな動物を指すばかりになってしまった。だがこの文字に一文字加えるだけで「象」はそのちからを取り戻す。印象、心象、そして形象などがその一例だ。
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