1分で読める海外市場(2日)米ダウ続伸、セールスフォース株がけん引
株式
ダウ工業株30種平均は続伸した。決算が市場予想を上回ったセールスフォースが大幅高となり、ダウ平均を押し上げた。次回の米連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げ幅が警戒していたほど大きくならないとの観測も買いを誘った。
債券
米10年物国債利回りは上昇(価格は下落)した。週間の米新規失業保険申請件数が前週から減少し、利上げ長期化観測が強まった。
為替
ドル円相場は136円台後半で取引を終え、ドル高・円安が進んだ。米金利上昇から日米の金利差を意識したドル買いが優勢だった。
商品
米原油先物は続伸し、一時2週間ぶりの高値を付けた。中国経済の持ち直しによる原油需要の回復期待が相場の支えとなった。
ワンポイント
中国では5日から全国人民代表大会(全人代)が開幕します。今年の経済成長見通しのほか、これまで経済をけん引してきた不動産業へのてこ入れ策などが注目されます。中国景気が本格的に回復するかどうか、世界の市場にも大きな影響を与えることになりそうです。
「Market Morning Briefing」は海外の株式、債券、為替、商品市場の動きを素早く、コンパクトに伝えます。原則、火〜金曜の朝に配信します。
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