琉球銀・沖縄海邦銀、現金輸送で共同会社 2月設立へ
沖縄県を地盤とする琉球銀行と沖縄海邦銀行は30日、両行の現金輸送などバックオフィス業務を集約する共同出資会社を2月中に設立すると発表した。業務の開始は2023年夏以降になる見通し。まず現金や行内書類の輸送を一本化する。
会社名は「ゆいパートナーサービス」。両行が50%ずつ出資し、沖縄県浦添市に拠点を置く。琉銀の現金輸送などを担うグループ企業と海邦銀の委託先を中心に、60人程度を集める予定だ。両行で共通する業務を一元化してコストを下げる。
両行は22年11月、現金輸送やATMの管理といったバックオフィス業務の統合に向けた検討に着手すると明らかにしていた。1年間で1億円のコスト削減を見込んでいる。