琉球王朝の街、80分の1で再現 沖縄の屋内パーク4月開業
レジャー施設運営を手がけるリトルユニバース(沖縄県浦添市、藍川真樹社長)は19日記者会見し、建設を進めている同県豊見城市の屋内型のミニチュアテーマパーク「Little Universe OKINAWA(リトルユニバース オキナワ)」を2024年4月29日に開業すると発表した。琉球王朝時代の沖縄の街並みを80分の1のサイズで再現したエリアや、日本の著名なアニメキャラクターが登場するエリアが楽しめる。
当初は名称を「SMALL WORLDS OKINAWA」としていたが、将来的な海外展開も見据えて変更した。施設は豊見城市の大型ショッピングセンター「イーアス沖縄豊崎」の水族館がある棟の3階部分で、広さは約3300平方メートル。
入場料は1日チケットが18歳以上は2800円、12〜17歳が2100円、4〜11歳は1600円に設定した。3歳以下は無料。18歳以上が5500円などとした年間パスポートも用意する。来場者を3Dスキャナーで撮影して「アバター」を作成し、スマートフォン上でダンスを踊らせたり空を飛ばしたりできる「マイスタンプ」という新機能も2000円で提供する。
24年2月9日からは「プレオープン」期間とし、18歳以上の料金を1日1400円とするなど割安な料金を適用する。藍川社長は「3D撮影はプレオープンから可能。修学旅行生向けに、沖縄の歴史や文化を知り、SDGs(持続可能な開発目標)について考えるエリアも準備している」と語った。
この日の記者会見には元プロ野球選手の藤川球児氏らが特別リポーターとして参加。琉球王朝時代の装束に身を包んだ藤川氏は「結婚式を挙げたのは沖縄だった。焼失して再建中の首里城をミニチュアなら見ることができる。阪神ファンの人にも来てほしい」と語った。