中国・ロシア国防相が会談 緊密な軍事協力を確認
ロシア訪問中の中国の李尚福国務委員兼国防相は15日、モスクワ郊外でロシアのショイグ国防相と会談し、両国間の緊密な軍事協力の重要性を確認した。ショイグ氏が中国製の武器に関心を示したことを評価した。
李氏は14〜19日の日程でロシアとベラルーシを訪れている。中ロ国防相の会談はモスクワ国際安全保障会議と国際軍事フォーラムが開かれているモスクワ郊外の軍事関連施設で行われた。
インタファクス通信によると、李氏はショイグ氏との会談が今年3回目だと指摘したうえで「国家間と両国軍の相互関係が高い水準にあり、特別な性格を持っていることを証明している」と語った。
李氏はまた、ショイグ氏が14日に国際軍事フォーラムに出展している中国のブースを訪れて同国製の武器に関心を示したことについて「われわれの企業を鼓舞する」と歓迎した。ウクライナ軍事侵攻を続けるロシアが中国から武器の供給を受けないか、欧米諸国などは懸念を強めている。
一方、ショイグ氏は会談で中ロが共同で軍事演習やパトロールを実施していると指摘し、「中ロは戦略的パートナーであり、良き隣人、信頼できる友人だ」と述べた。中国の展示ブースを訪れたことに関しては「新しい有望なものを多く見た」と語った。