東京五輪・パラリンピック大会組織委員会とは
きょうのことば
▼東京五輪・パラリンピック大会組織委員会 五輪・パラリンピックの東京開催の決定を受けて、オリンピック憲章に基づいて大会の準備・運営のために2014年1月に設立された。日本オリンピック委員会(JOC)と東京都の出資でつくられ、正式名称は東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会。
会場の整備や大会スケジュールの管理、チケットの販売に加え、プレス対応、会場での感染症対策など大会の運営や準備に関する幅広い業務を担う。職員は東京都や政府、民間などからの出向者のほか、組織委が雇用するケースもある。予算の承認など重要事項は有識者やアスリートらで構成される理事会で意思決定される。理事は現在35人。作詞家の秋元康氏やスポーツ庁長官の室伏広治氏、元体操選手の田中理恵氏など多彩なメンバーをそろえ、女性は7人。
新型コロナウイルスの感染拡大によって20年3月に大会の延期が決まり、組織委員会ではこれまでに作り上げてきた大会計画を見直し、開会式を縮小させるなどコストを削減する簡素化を進めている。