シャトレーゼ、子会社製造の商品で賞味期限書き換え
菓子大手シャトレーゼ(甲府市)は7日、国内で冷凍販売していた「濃厚ショコラテリーヌ」の一部で賞味期限の書き換えがあったと発表した。子会社の菜花堂(岩手県一関市)が製造した4344個で、店頭や公式サイトでおわびと対象商品の自主回収を告知した。
書き換えがあったのは賞味期限を2023年9月6日・12日・23日、10月3日・31日、11月14日と表示した商品。本来は6月20日が賞味期限だった。対象商品について保健所の検査で品質と安全性に問題がないことを確認したという。
菜花堂は22年2月に買収した製造子会社。シャトレーゼは買収などでグループ事業を急拡大しており、ガバナンス(企業統治)確保の課題が浮かび上がった。同社は「管理体制の見直しを図るとともに、グループ全体で社員のコンプライアンス教育を徹底して信用回復に努めていく」としている。
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