ウクライナ・ティモシェンコ元首相釈放
【モスクワ=石川陽平】インタファクス通信によると、ウクライナのヤヌコビッチ大統領の政敵で、職権乱用罪で服役中のティモシェンコ元首相が22日、療養中の東部ハリコフの病院から釈放された。元首相の投獄には「政治的な動機がある」として、欧米諸国がヤヌコビッチ政権を批判していた。
元首相の釈放問題については、反政権デモの高まりで野党勢力が優位に立った国会が21日夜、釈放に道を開く刑法改正案を可決した。だが、大統領は同法案に署名しないため、国会が改めて22日、元首相を釈放する決議を採択。合法的に釈放できるようにしたという。