俳優の佐藤慶さん死去 81歳
映画やテレビドラマで個性的な役を演じた俳優の佐藤慶(さとう・けい、本名=慶之助=けいのすけ)氏が2日午後4時19分、肺炎のため東京都内の病院で死去していたことが6日、分かった。81歳だった。告別式は近親者のみで行った。喪主は長男、純氏。
福島県出身で1952年に俳優座養成所へ。59年に映画デビューし、大島渚監督の「太陽の墓場」「日本の夜と霧」「絞死刑」などの一連の作品に出演した。
60~70年代には、黒木和雄監督、新藤兼人監督らの作品や武智鉄二監督「白日夢」などの話題作にも多数出演。個性的な脇役として存在感を発揮した。
65年のNHK大河ドラマ「太閤記」などテレビドラマのほか、舞台でも活躍した。ドキュメンタリー番組のナレーターなども務めた。