入国規制とは 国内法で判断、新型コロナで各国動く
きょうのことば
▼入国規制 感染症の拡大を防ぐために各国が取る入国拒否などの措置。新型コロナウイルスの感染が広がった1月以降、感染が確認された国からの渡航を各国が規制する動きが急速に広がっている。国際法上、国は外国人の入国を認める義務を負っておらず各国が国内法に基づき判断する。
欧州連合(EU)は域外の外国人の入国を原則禁止すると決めた。米国は中国や欧州からの入国を禁じ、カナダとの国境の一時閉鎖を発表した。日本などからの帰国者には14日間の待機を求める。
日本は対象国・地域の感染状況に応じ、発給済みビザ(査証)の効力停止、入国後の14日間の待機要請、出入国管理法に基づく入国拒否などを実施している。外務省によると、日本からの入国を制限している国・地域は21日午前7時時点で合計149に達した。
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