好調な企業業績に死角 10~12月GDP0.4%減
投資や消費、回復途上 人手不足・供給面で制約
企業の好決算が相次ぎ、株高も進むなかで経済全体にその果実が行き渡っていない。2023年10~12月期の日本経済は2四半期連続のマイナス成長だった。物価上昇を上回る賃上げや人手不足への対応が遅れ、消費と投資が落ち込んだ。プラス成長に戻るのは春以降になる可能性がある。
内閣府が15日発表した10~12月期の国内総生産(GDP)速報値は物価変動の影響を除いた実質の季節調整値で前期比0.1%減、年率換算...