(3)小川芋銭「水魅戯」
国文学者 田中貴子
蓮(はす)の葉をかぶったかわうそと蒲(がま)の穂を担げたイモリが、顔を見合わせる。蛙(かえる)や魚や鳥や正体不明のモノたちまでも、渦巻く水に嬉々(きき)として体をゆだねる。ここは水と生きものの世界だ。
小川芋銭(1868~1938年)は茨城県牛久に住まい、生涯その自然を描き続けた。牛久沼に棲(す)むという河童(かっぱ)の飄々(ひょうひょう)とした絵で知られる。
芋銭はあやしいものを「お化け」と呼...
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国文学者 田中貴子
蓮(はす)の葉をかぶったかわうそと蒲(がま)の穂を担げたイモリが、顔を見合わせる。蛙(かえる)や魚や鳥や正体不明のモノたちまでも、渦巻く水に嬉々(きき)として体をゆだねる。ここは水と生きものの世界だ。
小川芋銭(1868~1938年)は茨城県牛久に住まい、生涯その自然を描き続けた。牛久沼に棲(す)むという河童(かっぱ)の飄々(ひょうひょう)とした絵で知られる。
芋銭はあやしいものを「お化け」と呼...
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