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日本精工社長 大塚紀男氏(上)
説得力は自分の言葉から
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■ベアリング(軸受け)大手、日本精工の大塚紀男社長(63)は1973年に入社、2年後に本社経理部資金係に配属された。管理部門中心のキャリアを歩む中、企業経営に必要な考え方や決断力を身につけていった。
会社が急成長していた時代、資金調達のため銀行を訪れて融資をお願いする日々でした。大銀行からでも借入枠を1億円増やすのは大変なことでした。当時、多くのことを教わったのが経理部長の関谷哲夫さん(元会長...