安部公房 自由、無国籍な「世界文学」
編集委員 浦田憲治
1991年12月20日、東京・新宿の京王プラザホテル内の、会員制クラブで、安部公房さんにじっくり話を聞いたことがあった。7年ぶりに長編小説『カンガルー・ノート』を刊行したばかりだった。
安部さんは大江健三郎さんと並んで日本のノーベル文学賞の有力候補だった。代表作『砂の女』はフランスで日本人として初めて最優秀外国文学賞を受賞し、勅使河原宏監督が手がけた映画はカンヌ映画祭で審査員特別賞に輝いた。『壁...
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編集委員 浦田憲治
1991年12月20日、東京・新宿の京王プラザホテル内の、会員制クラブで、安部公房さんにじっくり話を聞いたことがあった。7年ぶりに長編小説『カンガルー・ノート』を刊行したばかりだった。
安部さんは大江健三郎さんと並んで日本のノーベル文学賞の有力候補だった。代表作『砂の女』はフランスで日本人として初めて最優秀外国文学賞を受賞し、勅使河原宏監督が手がけた映画はカンヌ映画祭で審査員特別賞に輝いた。『壁...
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