NHKは14日、都内の同局で定例会見を行い、今春から「ニュース7」の平日キャスターを務めることが発表された副島萌生アナ(32)が意気込みを語った。

副島アナは春から産休に入る和久田麻由子アナウンサー(35)に代わり「おはよう日本」から移動する形となる。「30年以上、視聴者のみなさんにご覧頂いて、またNHKが大事にしてきた番組を担当することに責任とプレッシャーを正直感じているところがあります」と語り「これまでキャスターを務められた先輩方や、(ともに務める)糸井(羊司)さんと違って経験も実績も乏しいところもありますが、大切にしたい思いは一緒で、人間が伝える、人が伝える血の通った言葉で情報を届けたいという思いです。NHKに入局してから世界を広げさせてもらったなと思います。経験してきたこと、感じてきたことから想像力を働かせて、糸井さん、制作陣とともにどんな言葉で、どんなトーンでどんな表現でお伝えしたら視聴者のみなさんにぬくもりをもって情報を届けられるのか、突き詰めて考えた上で30分間の番組に取り組んでいけたらいいなと思います」と力を込めた。

また、同局では今春から平日午後3時10分から生放送新番組「午後LIVE ニュースーン」を開始することも発表。東阪のスタジオなどから全国に放送局を持つネットワークを生かしたニュースのほか、生活情報などを届ける。これまでよりも生放送枠を増やすことで、災害など有事の際の報道に迅速に対応できるメリットも見込める。また、午後1時から同3時まで時間を拡大して「列島ニュース」を届けることも発表し、午後7時からの「ニュース7」まで約6時間半の生放送が続くことになる。

また、アナウンサー人事では「ニュースウオッチ9」は現在担当の林田理沙アナが「サタデーウオッチ9」へ移り、「日曜討論」司会を務める元TBSアナウンサーで現フリーの三雲孝江さんの実娘の星麻琴アナがキャスターに抜てきされた。また正午のニュースは、月~木曜は中山果奈アナ(33)、金曜と土日祝日は、元日の能登半島地震のニュースで、絶叫して避難を呼びかけた山内泉アナウンサー(30)が担当する。