A.B.C-Zの塚田僚一(36)が、精神的な浮き沈みなどの体調不良のため一定期間活動休止すると2日、所属するジャニーズ事務所の公式サイトなどで発表された。五関晃一(37)とダブル主演する予定だった舞台「夜曲~ノクターン~」(6月6日初日、大阪松竹座)は降板する。

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ジャニーズ事務所は公式サイトで「塚田は、2カ月ほど前から精神的な浮き沈みなど、体調に異変を感じるようになりました」と説明した。「心身ともに疲労が蓄積し、精神的に不安定な状態が続いていたことから医師に相談したところ、仕事を離れて休養すべきとの見解でした」と状況を明かした。

塚田もコメントを発表し「気持ちの浮き沈みが激しく不安定になってしまい、気持ちがいっぱいいっぱいになり許容範囲を超えてしまいました」と告白。「最善策」として活動休止を決めたという。「どういう人間になっていきたいか? 僕に考える時間を下さい」と呼びかけ、「わがままではありますが、ファンの人たちが待っていてくれるのを信じて、それを力に必ず復帰します」と誓った。

塚田は98年ジャニーズ事務所入り。12年にA.B.C-ZとしてDVDデビューした。「塚ちゃん」の愛称で親しまれ、バラエティー番組でも活躍している。体操経験者でストイックに鍛え上げた肉体を誇り、連続バック転などアクロバットも得意。TBS系「SASUKE」にも出演した。

ジャニーズ事務所は「真面目で責任感が強い性格であるが故、常に目の前の仕事に全力で向き合うところは良い面である一方、心配な面でもありました」とも記した。塚田の心身の健康を最優先し、本人の意向を確認してグループのメンバーとも話し合った上で活動休止を決めたという。A.B.C-Zは当面の間4人体制で活動する。

○…塚田の代役として舞台「夜曲~ノクターン~」に出演するA.B.C-Z戸塚祥太(36)もコメントを発表。ファンや関係者に謝罪した上で「塚田の代わりは誰にも出来ません。彼の回復を願い、祈りながら、彼をサポートする心で舞台に立ち、松竹座100周年を彩る作品の力になれるように最善を尽くします」と意気込んだ。

◆塚田僚一(つかだ・りょういち)1986年(昭61)12月10日、神奈川生まれ。小1~中3まで体操教室に通う。98年にジャニーズ事務所入り。17年「サクラパパオー」で舞台単独初主演、18年「ラスト・ホールド」で映画初主演。金髪がトレードマーク。168センチ。血液型O。