創立60周年を迎えた日本歌手協会が9日、東京・中野サンプラザホールで「第49回歌謡祭」の第4部公演を行った。前日の8日とこの日の2日間で計5公演を開催する。

初代コロムビア・ローズ(89)は大ヒット曲「東京のバスガール」を歌唱。真っ赤な振り袖姿で登場して、「これじゃバスガールでなくてバスローバね。お風呂みたい」などと自虐ネタで笑わせた。

ステージ中央に向かう時こそ、司会の香西かおりと合田道人に支えられながらだったが、歌唱に入ると往年のつややかな声は健在。客席から大きな拍手を浴びた。

香西は「来年もお待ちしております」、合田も「日本の宝もの」と絶賛。コロムビア・ローズは「今日が最後かと…」と言いながらも、最後まで笑顔でステージを務めた。