「世界のトップドラマー500人」に女性として唯一選ばれている女子大生ドラマー川口千里(20)が14日、都内で日刊スポーツの取材に応じた。

 5歳からドラムを始め、抜群のテクニックを駆使する「天才女子高生」と評判を呼んできた。You Tubeの総再生数は3700万回を超え、世界中で注目を集めている。日本でもE-girlsの全国ツアーのサポートドラマーを務めたり、ももいろクローバーZのCDにも参加する活躍をみせている。

 -昨年12月21日にアルバム「CIDER」でメジャーデビューをしました

 あらたなスタートです。バッチリ攻めたいと思います。

 -今月8日に20歳になりました

 昨年は中国、フランス、韓国で公演をしました。これからもどんどん、ワールドワイドに活躍をしたい。私単品でも海外で通じる力をしっかりと付けたいです。

 -10年に「世界のトップドラマー500人」の1人に選ばれました。後にも先にも女性で選ばれたのは1人だけ。快挙です

 「女性だから」という甘えを出さず、かつ、女性ならではの滑らかさを持った「私の味」を生かしていきたい。

 -早大社会科学部に一般入試で入学した経験から、受験生にアドバイスをお願いします

 私は7時間の睡眠を取っていました。十分な睡眠で、体調も気持ちも崩すことがなかった。休むときは休んで、やるときはやるという切り替えが大切だと思います。

 -恋はどうですか

 今は学校の授業とドラムとすごく濃い毎日を送っています。恋は…、ない! イベント(出会う機会)がないですし、ドラムがすごく充実していますから。

 小柄な体格からは想像できないパワフルなドラミングが魅力の1つ。「千里」という名前の通り、はるか遠く、地球の裏側までも「ドラマー センリ」の活躍が知れ渡る日は近そうだ。