13年に脳内出血のため倒れて左半身にまひが残ったタレント桜金造(58)が、自殺を考えたこともあると告白した。

 桜は13年2月、脳内出血により自宅の浴室で倒れて緊急手術を受けた。一命はとりとめたものの当時「左半身と口元に幾多のマヒがある」と発表され、現在もリハビリを続けている。

 桜は9日放送のフジテレビ系「ノンストップ!」で近況を伝えた。「要介護3」に認定された桜は「申し訳ないとか、厄介者になってるんじゃないかとかね。なってるんだけどね。そういうことがきついんだよね」と苦しい胸の内を吐露する。

 そして「朝の4時か5時くらいかな、1回駅行ったことあるんですよ。通過列車、あれがいいかなとか思ったりして。今のタイミングならとリハーサルして……」と自殺を考えるほど思いつめていたことを告白。だが「『ああ死ねるんじゃん』と思ったら逆に気が楽になった。『いつでもいける』と思ったら今日でなくてもいい」と自殺を思いとどまったそうだ。家族にも「後が大変だから自殺はやめてくれ」と言われていたという。

 リハビリの結果、今は支えさえあれば自力で歩けるまでに回復。昨年からは月2回、小さな劇場で漫談を披露するというチャレンジを始めた。毎回新ネタを用意するのが芸人としてのこだわりだそうで、桜は「過去は変えられないよね。未来はわからない。かろうじてわかるのは今日のこと。だから今日のことを今日やる」と語った。