雅楽師の東儀秀樹(55)が23日、150人のファンを前に都内で「東儀家の子育て 才能があふれ出す35の理由」(講談社)の出版記念トークショーを行った。

 小学3年生の1人息子、愛称「ちっち」君と取材に応じた東儀は「子育てを大変なことだと思っている人に読んで欲しい。子育てだけじゃなく、家族の絆について考えるきっかけになれば」と話した。

 生まれて初めて囲み取材に応じたちっち君は、東儀について「いつもチョイふざけた感じだけど、コンサートで本気になるとすごいと思う」。1300年の歴史を持つ、雅楽の東儀家の跡取りだが、将来については「音楽家になりたい。雅楽もやるし、ロックもやる。いろいろな音楽をやりたい」。

好きな音楽についてはドゥービー・ブラザーズ、レッド・ツェッペリン、ザ・ビートルズ、ザ・ローリング・ストーンズ、キッスなどのグループを挙げた。

 東儀は「僕が楽しんでいる音楽を横で聴いて、昭和のロックが好きになった。まるで、高校の同級生と話しているような感じで盛り上がる」と笑顔を見せた。