2018年夏の選手権では準優勝。当時1年だったのが今の3年だ。初の全国制覇を目指し、2月末の校内合宿では調子が上がっていたという。「楽しみだなと思っていた矢先の一斉休校、活動停止だったので、本当に残念」と田村知佳監督(40=写真)は話す。

7月に入ってようやく全体練習を再開。春のセンバツ、夏の選手権ともに中止になったが、10校が出場するKBWF高校女子大会が8月8日から15日まで埼玉県加須市で開催。3年11人は大会を最後に引退する。

主将・染谷菜摘(3年)がチームを引っ張る。機動力を重視し、走者は常に次の塁を狙う。武田涼子(2年)、染谷の1、2番がチャンスを作り、長打力のある成田紫瑛(2年)がかえす役割を担う。投手陣はタイプの違う7人による継投で大会に臨む。

「笑顔と元気と明るさが横浜隼人のモットー。ここまで続けてきた野球の集大成として仲間と優勝を目指します」と染谷主将は最後の舞台へ意気込みを話す。

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