恒例の成田山新勝寺の「豆まき」が、2月3日の節分会で行われました。
2024年の「豆まき」に参加したのは、大河ドラマ「光る君へ」で紫式部役を務める吉高由里子さん、藤原道長役を務める柄本佑さんなど。
さらに、大相撲の大関・豊昇龍や歌手の島津亜矢さんなども参加。当日の様子をお伝えします。
成田山新勝寺の「節分会(せつぶんえ)」は、毎年「節分」の日に行われています。
例年、多くの著名人による「豆まき」が行われ、5万人が詰めかけます。
今年も大相撲の力士たちや、NHK大河ドラマの出演者などが参加しました。
そして、大本堂の前の舞台から一斉に豆をまきました。
成田山新勝寺の「豆まき」は、本尊の不動明王の前では鬼も改心してしまうという言い伝えから、「鬼は外」は言わず「福は内」だけを繰り返すのが特徴です。
参加したのは、次のかたがたです。
【大相撲力士】
大関・豊昇龍、小結・高安、前頭・朝乃山、前頭・御嶽海、前頭・遠藤
【NHK大河ドラマ「光る君へ」出演者】
吉高由里子さん(紫式部/まひろ役)、柄本佑さん(藤原道長役)、岸谷五朗さん(藤原為時役)、吉田羊さん(藤原詮子役)
【歌手・俳優】
島津亜矢さん、新浜レオンさん、白河れいさん、永尾柚乃さん、門戸竜二さん
これまで毎年のように参加し、成田山新勝寺と深いつながりがある歌舞伎俳優の市川團十郎さんは、今年は欠席となりました。
用意された豆は全体で大豆約860キロ、殻付き落花生約400キロに上ります。境内に集まった大勢の人たちは、1年の幸福をつかみ取ろうと両手を伸ばしていました。
五穀豊じょうなどを願って、江戸時代に始まったとされる成田山新勝寺の「豆まき」。
2021年は新型コロナの影響で力士や俳優などの参加は見送られ、2022年は豆まきの時間を1分程度に短縮し、一般の参加者の入場制限を行うなど規模が縮小されました。
2023年、3年ぶりに通常の規模に戻して「豆まき」が行われ、2024年も例年通りの形で開催されました。
2月11日の「首都圏いちオシ!」(毎週日曜午後1時5分~)では、「なつかしの節分会~千葉・成田山~」を放送します。
豆まきを終えたばかりの吉高由里子さんに、NHK千葉放送局の久保田佑佳アナウンサーがインタビュー。
初めて参加した豆まきの感想や、大河ドラマ「光る君へ」への思いなどを聞きました。
また、節分会の2日後、NHK千葉放送局で番組の収録が行われました。
ゲストは、大河ドラマに出演している俳優として、これまでに3回、節分会に参加している松坂慶子さん。
「武蔵丸」として平成の土俵を沸かせ、10回参加している武蔵川親方。
白井市出身で2020年以降、参加している歌手の新浜レオンさん。
収録では、半世紀にわたる貴重な節分会の映像を見ながら、思い出話に花が咲きました。
成田市のみなさんも収録に参加し、それぞれ節分会の思い出を語り合いました。
毎年5万人の参拝者でにぎわう千葉県 成田山新勝寺の節分会。NHK大河ドラマの出演者や大相撲の人気力士による豆まきの貴重な映像がNHKアーカイブに残されています。
昭和40年代のフィルム映像に始まり、80年代にはビデオに、2000年以降はハイビジョンの高精細映像で。
半世紀以上の映像を節分会にゆかりの深いゲストとともに眺めながら、節分会にゆかりの深いゲストとともに時々の世相を振り返ります。
2024年の「豆まき」の様子を伝えるニュースは、「NHKプラス」で2月10日(土)午後6:53までご覧いただけます。