縄県議選“玉城知事を
支持”の与党側 過半数維持

7日に投票が行われた沖縄県議会議員選挙は、玉城知事を「支持する」県政与党が過半数を維持し、玉城知事は、引き続き、アメリカ軍普天間基地の名護市辺野古への移設阻止を目指す考えです。

任期満了に伴う沖縄県議会議員選挙は48の定員に対して64人が立候補し、無投票となった4つの選挙区を除く9つの選挙区で7日に投票が行われました。

その結果、玉城知事を「支持する」共産党、社民党、地域政党の沖縄社会大衆党などの県政与党は、選挙前の26議席から1議席減らしたものの、過半数の25議席を確保しました。

一方、県政で野党の自民党は、中立的な立場をとる公明党などと合わせて過半数の獲得を目指しましたが、23議席と及びませんでした。

ただ、議席差はわずかなため、今後、与野党の主導権争いが活発になることも予想されます。

選挙結果を受けて、玉城知事は8日未明、記者団に対し「一定の評価を得たが、議席を減らした現実を踏まえて真摯(しんし)に県政運営にあたっていきたい」と述べました。

一方、アメリカ軍普天間基地の名護市辺野古への移設については「私の公約で認めていないし、反対しているので、その姿勢は変わらない。そのことには県民の理解や支持を得ているので堅持していく」と述べ、引き続き、阻止を目指す考えを示しました。