あなたのファミリーヒストリー沖縄編

皆さまからお寄せいただいた「先祖に関するエピソード」をもとに、沖縄県に埋もれている様々な物語を探る「あなたのファミリーヒストリー」。この度は100通もの投稿をいただきました。誠にありがとうございました。制作班は目下、どんな謎やエピソードを解き明かそうとしているのか？10月20日の放送を前に、その一部をご紹介します。（※取材中のエピソードの全てではありません）

豊臣秀吉に会った先祖がいた！？

投稿者は沖縄市在住の50代女性。父方の曽祖父から「琉球王朝に仕えていた先祖がいて、本土に渡り秀吉に会った」と聞いた。本当かどうか知りたいという。琉球王朝の歴史を紐解き、安土桃山時代の真実にたどり着けるか？

お母さんたちが学んだ“アンマー学校”

投稿者は糸満市でトマト栽培をする60代の農家。「曽祖父が明治時代に那覇女子技芸学校の校長をしていた」と聞いている。どんな学校だったのか？物語の舞台となるのは明治時代の那覇市。女性たちに教育の機会をもたらした学校。取材を進めると、当時の沖縄と本土をめぐる歴史的背景が見えてくる。

伯母は沖縄発アイドル第1号？

投稿者は那覇市でホテルを経営する50代男性。戦前、芸達者だった母の姉がスカウトされて本州へ行き、「ミリアンショウ」というグループで歌や踊りを披露し、那覇でも公演をしたという。それは事実なのか？事実だとすればどんな活躍をしていたのか？ダンスボーカルグループや人気俳優などを多く輩出している沖縄。アイドル第1号の存在が明らかになるか？

伝説の空手家に迫る！

投稿者は沖縄市在住で薬局を経営する40代女性。遠い先祖に「江戸から明治にかけて活躍し、琉球の人たちのために闘った空手家がいる」と聞いていたという。東京五輪の正式種目となったことでも、脚光を浴びた空手はもともと沖縄発祥の武術。依頼者の遠縁の松茂良興作は那覇市の泊地区で暮らし、没後120年以上たった今でも名を残す。松茂良が“伝説”になった理由を探ると、深い物語が見えてくる！？

なぜ！？古酒にこだわった先祖

投稿者は国頭郡在住の30代女性。実家は泡盛の酒造会社。初代の曽祖父は「古酒を大事にしろ」という言葉を何度も口にしたが、その理由は知らないという。琉球王朝時代から珍重され、沖縄戦後、絶滅の危機を迎え、那覇で復活の狼煙を上げた泡盛。その大いなる歴史を紐解きながら曽祖父の真意に迫れるか！？

“奥の救世主”と呼ばれた男

投稿者は那覇で建材の卸・販売会社を営む在住の40代男性。祖父は沖縄本島最北端、太平洋戦争末期、アメリカ軍の侵攻の中、現在の国頭村奥という集落で大勢の人の命を救い、“奥の救世主”と呼ばれたという。激しい沖縄戦の中で祖父は何をしたのか？驚き、心揺さぶられる物語。

南洋で離別　父方のルーツを知りたい！

投稿者は豊見城市在住の50代女性。90歳を迎える父は自身の父親を知らず、気にかけてきたという。戦前、日本統治下のヤップ島で働いていた祖母は現地で一人の男性と出会い、父を身ごもる。しかし太平洋戦争でアメリカ軍が迫る中、二人は離別することになった。少ない情報の中、父方のルーツにどこまで迫れるか？