ページの本文へ

NHK熊本WEB特集 クマガジン

  1. NHK熊本
  2. 熊本WEB特集 クマガジン
  3. 【今日も完食!グルメ旅 第19回】稲塚貴一アナが食べ歩き

【今日も完食!グルメ旅 第19回】稲塚貴一アナが食べ歩き

山の恵み!原木しいたけ料理~きのこ南蛮~
  • 2024年01月16日

稲塚貴一アナウンサーが熊本県内各地を食べ歩き、
地域や人の魅力に迫っていく「今日も完食!グルメ旅」
今回の舞台は、菊池市。豊かな森林で育てる「原木栽培のしいたけ」が評判で、
そのしいたけを使った絶品料理をいただきました。

もうね、真冬でも半袖ですよ!どうかしています。
真冬に半袖で元気にいられるのは、冬のおいしいものがあるからですよね〜。

きょうは、しいたけの取材に来ました!

しいたけ農家の村上さんと頼本さん。
しいたけを生産するお仲間どうし、菊池のしいたけを広める活動もしています。

しいたけといえば、おがくずに菌と肥料を入れて育てる「菌床栽培」という方法が一般的です。
しかし菊池では、山から切り出したクヌギの木に菌を打ち込む「原木栽培」が盛ん。
肉厚で濃厚な味わいに育つのだとか。その分、と~っても手間と時間がかかります。

頼本さん

山から木を切って菌糸を打って、2年間は寝せとかなんとですよ。
そして2年経ったら、秋にほだ木を持ってきて栽培場に立てます。

栽培場に運び込んだあとも、与える水の量を丁寧に調整しながら育てます。

こうしてようやく、おいしい「原木しいたけ」ができるということなんですね。

頼本さん

水と気温がとても大切です。
気温が下がらないと出てこないですし、雨がかからないと出てこないんです。

稲塚アナ

今年は秋まで暖かかったですもんね〜
いまだに半袖野郎もおるくらいだから。

大切に大切に育てられたしいたけ、収穫させていただきます!

生のしいたけは、肉厚でジューシーな味わい。
一方「干ししいたけ」にしても、うま味がぎゅっと凝縮され、これも絶品だとか。

調理開始!

キッチンにやってまいりました。
しいたけを使った、とっておきの料理「きのこ南蛮」を作りたいと思います。

料理を教えてくださるのは、同じしいたけ農家仲間の 小川さんと森田さんです。
よろしくお願いいたします!

今回は 一年中手に入る、原木栽培の「干ししいたけ」を使います。
まずは、かたくり粉をまぶした しいたけを油で揚げます。

しいたけ同士がくっつかないように混ぜて、油からいったん取り出すのがポイント!

油の温度は180度です
小川さん

油から取り出して、10秒くらい待ちます。
1・2・3・4・・・10!

稲塚アナ

この10秒が肝心ですか?

小川さん

油の温度が低いと、カラッとならないので。

稲塚アナ

なるほど!
油の温度が下がるから、しいたけを出して温度を上げて、揚げなおす。

しょうゆ・砂糖・みりん・お酢に、しいたけの戻し汁を加えた「南蛮タレ」を全体にまんべんなくつけていきます。

お好みで唐辛子を加えるのもおすすめ!

さらに、素揚げした にんじんとれんこんで、彩りを加えます。

できあがりました!きのこ南蛮。
ごはんのおかずにも、お酒のおつまみにもぴったりの一品です。

いただきます!

さあ、見てください。
地元のみなさんが「なば」とも呼ぶ、しいたけのさまざまな料理が並びました。

どれからいただこうか、迷っちゃう~
やっぱりまずは、とれたて しいたけの天ぷらから!

肉厚ならではの、びっくりするぐらいの歯ごたえ!

村上さん

アワビみたいでしょ?

稲塚アナ

アワビをしっかり食べたことないけど・・・(笑)
おいしい〜!

そして、今回教えていただいた「きのこ南蛮」をいただきます! 

しいたけのうま味がすごい!歯ごたえがしっかり残っている。
かむたびに、しいたけのうまさと香りが、口いっぱいに広がります。

この「きのこ南蛮」
今では商品化され、菊池市の特産品として大人気なんだそうです。

忙しい農作業を終えた夜、4人で集まって「きのこ南蛮」を作っています。

村上さん

待っているお客さんがいるからですね。
きついけど、4人そろえばまた頑張れます。

山の恵みを受けて、大切に育てられる菊池の原木しいたけ。
その濃厚なうま味、心に刻まれました!
みなさん、ごちそうさまでした! 

あわせて読みたい

ほかのおすすめ記事

ページトップに戻る