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【今日も完食!グルメ旅 第10回】稲塚貴一アナが食べ歩き

夏の絶品!鯛そうめん
  • 2023年09月21日

稲塚貴一アナウンサーが熊本県内各地を食べ歩き、
地域や人の魅力に迫っていく「今日も完食!グルメ旅」
今回は なんと、稲塚アナウンサーのリクエスト!
天草の「鯛(たい)そうめん」をいただきました。

きょうは「鯛(たい)そうめん」!きました、ついに!高級料理の予感!うれしいぃ〜

松本さんご夫婦

いらっしゃいませ〜!

笑顔がステキな、こちらのお二人!
有明町で、およそ30年前から民宿を営む
松本國雄(まつもと・くにお)さんと 鈴子(すずこ)さん。 はじめまして! 

鈴子さんは「グルメ旅」の大ファン
ありがとうございます!
鈴子さん

小さな小さな民宿ですよ。

國雄さん

もう傾いていますよ。親方も傾いて・・・(笑)

鈴子さん

『クマロク!』毎日見てます。
「稲塚さん、うちにも来んね」ってテレビに向かって言いよったのが
こんな形になって!もう本当にうれしいです。

稲塚アナ

あのね、(スタジオまで)聞こえていました。鈴子さんの声が。

鈴子さん

こういう運命になっていたんでしょうね♡

わあ~うれしい!きゅんきゅんしちゃいました♡笑


そして、こちらにも きゅんきゅんしちゃいます~ 
天草で豊富にとれる鯛(たい)!

その鯛(たい)を使った郷土料理が「鯛(たい)そうめん」です。
魚は、同じ有明町の なじみの魚屋さんで仕入れます。 

鈴子さん

社長、鯛(たい)を2匹!
いつもここで お世話になっているんです。

社長

もう40年くらい?

鈴子さん

仲良しこよし♩

調理開始!

まずは、國雄さんから 鯛(たい)のさばき方を教えていただきます。

國雄さん

これを1匹 さばいてもらいます。

稲塚アナ

初めてです!できますかね?

半身は刺身にして、残りを鯛(たい)そうめんにするのが 天草流。
まずは、刺身用の半身を 頭から切り離します。

國雄さん

あと少し下まで 包丁を入れる。

稲塚アナ

わ、むずかしか 切りきらん。

國雄さん

そこまで そこまで!

稲塚アナ

骨にそってですか?

國雄さん

骨にそって 骨から身をはぎ取る感じで。

鈴子さん

うまいうまい!

國雄さん

魚のさばき方 覚えておいてください。
私が泊まりで家を出た時は 手伝いに来てもらうけん!

稲塚アナ

何を言っているんですか!(笑)

ここで、國雄さんオリジナルの工夫が! 

残った鯛(たい)に、バーナーで焼き目をつけます。 
味わいに 香ばしさが加わるそうですよ!


稲塚アナ

お!いきなり飲むんですか?

鈴子さん

1杯いきましょうか(笑)

水・しょうゆとお酒を入れます。

経験による目分量!

みりんもコップ1杯分くらい、砂糖は山盛り、どっさり入れて、
これを火にかけます。

稲塚アナ

私します、します!

鈴子さん

超うれしかぁ

稲塚アナ、弟子入り!

煮汁が沸騰してから鯛(たい)を入れ、15分ほど煮つけます。

煮汁が沸騰してから 鯛(たい)を入れると、魚の生臭さが抑えられるそうです。
いやぁ~師匠、勉強になりました!
 

そして、その間にそうめんをゆで 食べやすいよう、盛り付けにも ひと工夫加えます。
そうめんを指に巻き付けて、一口サイズにするのですが……

稲塚アナ

むずかしい!えー、どうやっているの?

鈴子さん

指先でつかむでしょ?くるくる〜っと

デーっと崩れてしまいました・・・

そして、「鯛(たい)そうめん」最大のポイント!
 鯛(たい)の煮汁を そうめんにもかけていきます。 

だし汁を別の器に入れて つけて食べてもいいそうです。

最後に青じそを散らして「鯛(たい)そうめん」のできあがり!

さらに、國雄さん指導のもと 半身を刺身に仕上げました。

いかがでしょうか?この出来栄え!

いただきま〜す

さあ、おなかがすきました!
今回、生まれて初めて 鯛(たい)を さばかせていただいたのですが、
そのお刺身から いただきたいと思います。いただきま〜す!

稲塚アナ

先生、おいしゅうございます。ご指導のおかげです。

國雄さん

おいしいですよ、最高ですよ!料理人が良いのでは?

そして、きょうの主役「鯛(たい)そうめん」。 ほぐした鯛(たい)の身と いただきます。

おいしいです!見た目は鯛(たい)の煮汁ですから、こってりかなと思ったら 案外そうでもなくて。

鈴子さん

なんぼでもいけますよ。

國雄さん

魚でも 鯛(たい)の煮汁は 生臭くないでしょ?

稲塚アナ

そうですね、考えた人えらいですね!

國雄さん

私たちも、先人から 見よう見まねで作ってきた 郷土料理ですよね。

稲塚アナ

いやぁ 鯛(たい)そうめん、タイソウなアイデアですね!


有明町出身の國雄さんは、もともとは 俳優さん・・・ではなく 大工さんでした。

ポーズ決まってますね~かっこいい!

大工を引退したあと、物を作り出すアイデアと、幼い頃からやってきた 魚料理の経験をいかし、
鈴子さんと始めたのが民宿でした。

國雄さん

特別な料理じゃないんです。昔からの じいとばあの手作り料理ですから。

鈴子さん

都会の方は「おばあちゃん家に帰ってきたみたい」と
言ってもらっています。

民宿には、國雄さんのアイデア料理もあります。
マダコを秘伝のレシピで やわらか~く煮た 「タコステーキ」。
インパクト十分の 名物料理を、私もいただきました。

お!おいしい!歯応えがすごい。
味が染みていて タコのうまみがジュワっと湧いてきますね。

そしてもう一品。
干しタコに ごぼうとひじきを使った、混ぜご飯タイプの「タコ飯」も名物の一つです。 

うまい!困ります・・・どんどん食べてしまう・・・

國雄さん

小さな田舎の知恵ですよ。昔の味そのままで仕上げている。
何年たっても その味を繰り返して、皆さんに食べていただく。

そうめんはびっくりした、もう少しいただこう!

鈴子さん

とまらないのよ本当に。どんどんいける。

稲塚アナ

これはね~止まらないです。
カメラ止まったら 全部食べちゃうかもしれない (笑)

地元への愛がたくさん込められた、お二人のお料理。
國雄さん、鈴子さん!心から ごちそうさまでした!

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