No.152
2017.05.12
情報番組
まだまだ“うたのおにいさん”全開!田中星児さん
今回はこちらの方!
初代・うたのおにいさん、田中星児さんです。今回は、ご出演いただいた『ひるまえほっと』(関東地域のみの放送)「発掘!お宝番組」のダイジェストをお送りいたします!
まずは、番組オープニングからスペシャルでした…
あの大ヒット曲「ビューティフル・サンデー」をギターで弾き語りしながらの登場です!
さらにコーナーの始まりでは懐かしい「ヤンチャリカ」も披露、スタートから全開でした!そして…「やぁっ!こんにちは、みんな元気?」と画面に向かって語りかけてくれた“田中星児おにいさん”です。
武内アナ「私にとっては永遠のお兄さんなんですが…今おいくつですか?」
星児さん「えーと、29歳って言ったらひどいですね(笑)69歳です!」
武内アナ「ロック(69)ですか!」
星児さん「いいですね、今度からそう言おう(笑)」
星児さんに提供いただいたビデオテープはこちら、ほんの一部をスタジオにお持ちいただきました。
「うちの父と母が大阪にいた頃に録ってくれたんです。…父が機械好きで、テレビが録画できるということで喜んで買ったんだと思います。ただテープの値段が高いので、途中でプチュッと切っちゃって、僕のところしか録らないんですよ。」
テープに付いていたメモをアップにすると…
懐かしい歌のタイトルとともに、“はじめだけ残す あと消す”の文字が。
「苦労してたんですよね…。小鳩くるみさんと一緒にやっていたこともあったんですが、僕の歌だけ録っていてくるみさんのソロになると切っちゃうんです。本当に残念で、でも2人のところは残っているんです。」
武内アナ「お母さまはお元気でいらっしゃるそうですね?」
星児さん「いま99歳なんです。今日も見てると思います。」
武内アナ「お母さま、貴重なテープを本当にありがとうございます!」
「機械も壊れて見られなかったので、押入れの奥にしまってあったんです。今回こういうプロジェクトで連絡いただいて一生懸命探したら出てきて、本当にまた見られるようになって良かったなと思っています。わたしも昔に1回みたくらいです。」
さてここで、アーカイブスに残るお宝写真を一枚!
1968(昭和43)年の『NHKのど自慢』、全国コンクールで優勝したときの写真です。
「ボラーレっていう歌で優勝しました。いい伴奏で歌いたかったんです。レコードみたいなドラムの音やトランペットの音や、ああいうところで歌うと気持ちがいいんです、生バンドで歌えると。それで一生懸命いろんなコンテストに出ていました。」
その後、『ステージ101』でテレビデビュー。オーディションを経て『おかあさんといっしょ』の初代“うたのおにいさん”になりました。
『おかあさんといっしょ』は1959年にスタートした超長寿番組です。その初代“うたのおにいさん”として1971年から5年間に渡って子供たちのために歌い続けました。
星児さんが好きな曲の一つ「レインマン♪」。傘をクルッと一回転させるところがカッコイイです!
小鳩くるみさんと2人のミュージカル仕立てのコーナー。しっかりビデオに残っていましたよ!
星児さんが担当した頃に、子供と一緒に歌ったり踊ったりする『おかあさんといっしょ』の今のスタイルが出来上がりました。そのなかで、歌いながら体を動かして遊ぶ、数々の“ジェスチャー・ソング”が生まれました。
スタジオでは、皆さんご存知の「オニのパンツ」を披露!
なんと2番の歌詞は星児さんが作ったというエピソードも…
「きみのパンツはダメパンツ~弱いぞー、弱いぞー…」
履いたとたんに破れちゃうのですが、最後は、そーっと履きます(笑)。プライベートでカラオケに行ったときに、星児さんの作った2番が出てきてビックリしたそうです。
「ジェスチャー・ソングって楽しいです。子供も大好きだし、すぐ仲良くなれちゃうし。」
武内アナ「もともと子供がお好きだったんですか?」
「いや、それがあまり接する機会がなかったんです。だから、まさか自分が子供の歌を歌うなんて考えてもいなかったんです。…色々歌っているうちに、唱歌、童謡、叙情歌、そういうのが僕の声に合ってるなって。ポピュラーも大好きなんですけど、歌い継いでいかなきゃいけない、ライフワークにしようと思っているんです。」
このあともジェスチャー・ソング「スイカの名産地」を元気いっぱい見せてくれたりと、時間いっぱいまで大サービスの田中星児さんでした!
先日の発掘ニュースでもご紹介した『歌はともだち』そして今回の『おかあさんといっしょ』。田中星児さんのビデオからアーカイブスにまたお宝が登録されました。いつまでも“うたのおにいさん”としてご活躍くださいね!