芸能

多部未華子、黒木華、吉岡里帆…相次ぐ退所・独立 芸能事務所の“芸能関係業務の休業”という衝撃も

多部未華子、

多部未華子、吉岡里帆、黒木華は独立

 人気タレントの事務所退所・独立などが相次いだ今年の春。変わりゆく芸能事務所事情について、コラムニストで放送作家の山田美保子さんが綴る。

歴史が塗り替わる数々の退所劇や独立劇が相次いだ

 いまから3〜4年前、米倉涼子サン(48才)をはじめ柴咲コウさん(42才)、神田うのサン(49才)、菊池桃子サン(55才)、中居正広サン(51才)、山下智久サン(39才)といった所属事務所の看板ともいうべき人気者たちが続々独立を発表した時期がありましたよね。

 それぞれ事情や理由は異なるものの、20年、30年と長きにわたり所属してきたかたたちが「独立」という名の「円満退所」を選べるようになったこと。独立した後も、それまでのキャリアにさほど影響が出ないことなどを見るにつけ、日本の芸能界も変わりつつあるのかもしれないなぁと思ったものです。

 昔の芸能界では事務所を退所したら、しばらく干されるのが常でしたし、独立した本人もそれを見越していた感があったような……。その期間が本当に長いかたもいらしたし、なかにはそのまま第一線から姿を消してしまうようなかたもいらっしゃいました。でも近年、そうしたケースは激減の一途をたどっているのです。

 その“きっかけ”としてSMAPの解散を挙げたのは3月31日で放送作家を引退した鈴木おさむさん(51才)でした。いわく、ファンにとってはものすごくつらく悲しいことだっただろうけれど、それがもとで芸能界が変わることになった……と。

 あれから8年。この3、4月は、また新たに芸能界の歴史が塗り替わるような数々の退所劇や独立劇が相次いだのです。

 いちばん驚いたのは『日清製粉ウェルナ』「マ・マー」ブランドの出演テレビCMをホントによく見かけるな〜と思っていた多部未華子サン(35才)が、3月31日付で『ヒラタインターナショナル』から独立したこと。そして、NHK大河ドラマ『光る君へ』での好演や、『サントリー』「金麦」のCM出演が目立っていた黒木華サン(34才)が3月31日、契約期間満了に伴い『パパドゥ』から退所したことでした。

黒木華

黒木華も契約期間満了に伴い退所

 ベテランでは、熊谷真実サン(64才)が『アワーソングスクリエイティブ』からの退所と同時に3度目の結婚を発表。

 さらに、『ケイファクトリー』からの退所を発表したのは佐々木蔵之介サン(56才)と佐藤隆太サン(44才)でした。

 アナウンサーでは、日本テレビの藤井貴彦アナ(52才)と上重聡アナ(43才)が3月末で退社。藤井アナは『セント・フォース』と業務提携し、上重アナはいまのところフリーランス。退社5日後に他局の番組で「後悔しかないですね」と本音を吐露したことが話題になっています。

関連記事

トピックス

なかやまきんに君が参加した“謎の妖怪セミナー”とは…
なかやまきんに君が通う“謎の妖怪セミナー”の仰天内容〈悪いことは妖怪のせい〉〈サントリー製品はすべて妖怪〉出演したサントリーのウェブCMは大丈夫か
週刊ポスト
グラビアから女優までこなすマルチタレントとして一世を風靡した安田美沙子(本人インスタグラム)
《過去に独立トラブルの安田美沙子》前事務所ホームページから「訴訟が係属中」メッセージが3年ぶりに削除されていた【双方を直撃】
NEWSポストセブン
阿部詩は過度に着飾らず、“自分らしさ”を表現する服装が上手との見方も(本人のインスタグラムより)
柔道・阿部詩、メディア露出が増えてファッションへの意識が変化 インスタのフォロワー30万人超えで「モデルでも金」に期待
週刊ポスト
エンゼルス時代、チームメートとのコミュニケーションのためポーカーに参加していたことも(写真/AFP=時事)
《水原一平容疑者「違法賭博の入り口」だったのか》大谷翔平も参加していたエンゼルス“ベンチ裏ポーカー”の実態 「大谷はビギナーズラックで勝っていた」
週刊ポスト
中条きよし氏、トラブルの真相は?(時事通信フォト)
【スクープ全文公開】中条きよし参院議員が“闇金顔負け”の年利60%の高利貸し、出資法違反の重大疑惑 直撃には「貸しましたよ。もちろん」
週刊ポスト
昨秋からはオーストラリアを拠点に練習を重ねてきた池江璃花子(時事通信フォト)
【パリ五輪でのメダル獲得に向けて】池江璃花子、オーストラリア生活を支える相方は元“長友佑都の専属シェフ”
週刊ポスト
店を出て並んで歩く小林(右)と小梅
【支払いは割り勘】小林薫、22才年下妻との仲良しディナー姿 「多く払った方が、家事休みね~」家事と育児は分担
女性セブン
大の里
新三役・大の里を待つ試練 元・嘉風の中村親方独立で懸念される「監視の目がなくなる問題」
NEWSポストセブン
テレビや新聞など、さまざまなメディアが結婚相手・真美子さんに関する特集を行っている
《水原一平ショックを乗り越え》大谷翔平を支える妻・真美子さんのモテすぎ秘話 同級生たちは「寮内の食堂でも熱視線を浴びていた」と証言 人気沸騰にもどかしさも
NEWSポストセブン
「特定抗争指定暴力団」に指定する標章を、山口組総本部に貼る兵庫県警の捜査員。2020年1月(時事通信フォト)
《山口組新報にみる最新ヤクザ事情》「川柳」にみる取り締まり強化への嘆き 政治をネタに「政治家の 使用者責任 何処へと」
NEWSポストセブン
行きつけだった渋谷のクラブと若山容疑者
《那須2遺体》「まっすぐ育ってね」岡田准一からエールも「ハジけた客が多い」渋谷のクラブに首筋タトゥーで出没 元子役俳優が報酬欲しさに死体損壊の転落人生
NEWSポストセブン
愛子さま
【愛子さま、日赤に就職】想定を大幅に上回る熱心な仕事ぶり ほぼフルタイム出勤で皇室活動と“ダブルワーク”状態
女性セブン