吉田氏がもう一人名前を挙げたのは長門裕之(享年77・2011年没)だ。
「1985年に出した暴露本『洋子へ』は、僕にとってタレント本の生涯ベスト1です。おしどり夫婦と呼ばれていた長門さんが、愛妻の南田洋子さんに何を伝えるのかと思ったら、夥しい女遊び遍歴と芸能人へのタブーなしの直言だらけ。本人に取材したら、『酒を飲みながら話したことが原稿チェックなしで本になった』って。懲りずに『吉田さん、もういっぺん暴露本みたいなの出そうよ!』と楽しげに話していました」(吉田氏)
※週刊ポスト2019年4月19日号