サーバーとストレージの関係
ところでストレージとサーバーってよく似た見た目ですけど、何が違うんですか?
いい質問じゃな。サーバー(Server)と言うと、
「給仕人」「提供者」などの意味があり、
ビールサーバーの「サーバー」なんかも同じ意味じゃ。
つまり、 こちらの要求に対して色々な処理や機能を
提供してくれるもの
と思っていいじゃろう!
一方 ストレージは、あくまでデータの保存先
サーバーでデータを処理し、
そのデータをストレージに保存するという関係じゃ。
ふむふむ。
では必ずサーバーとストレージはセットで導入しないといけないんですね?
サーバーにもドライブが内蔵されているので、それで事足りるようであれば
サーバーだけ導入するケースももちろんあるぞ。
サーバーの内蔵ドライブだけでは容量が足りない場合や、複数のサーバーで
共有のデータを使用したい場合など、必要に応じてストレージの導入を
検討してほしい。
ストレージを導入するメリット
ディスクの
有効活用
サーバー内蔵ディスクの場合
ディスクの使用率が少ないサーバーがある一方で、
容量不足のサーバーがあり、ディスクを有効活用できない。
外付けストレージを利用した場合
外付けストレージに必要なディスクを集約することで、無駄なくディスクを使用できる!
優れた
拡張性
サーバーの内蔵ディスクの増設には限界があるため、
容量不足になると買い替えも検討しなくてはいけない。
拡張シェルフの増設が可能なので、
大幅にディスク容量を増やすことが可能!
高機能
高信頼性
機能面、信頼性の面においてはやはり
専用ストレージに劣る。
専用機だけあり、各種機能が充実。
データ保護の面においては特に優秀なものが多い。
なるほど。沢山サーバーがあるシステムだとストレージを導入したほうが
メリットがあるということですね。
ちなみに見た目だけではなく、
構成部品もサーバーと共通しているものが多いぞ。
企業向けストレージの一般的な構成を見てみよう。
ストレージの主な構成部品
ドライブが挿入されている!
かっこいいベゼル(カバー)を
被せている製品もあるが、
外すとこのようにドライブが
並んでいる。
ストレージコントローラ
ストレージの制御を行う要の部分!
主に下記パーツで構成されている。
横から見ると、このように
抜き差しができるように
なっているものが多いぞ。
構成している部品だけ見ると、サーバーとほぼ変わらないですね!

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