BLEACH

現世と尸魂界をつなぐ通路を通り、命からがら尸魂界に到着した一護、石田、織姫、チャド、そして夜一。一同が最初に足を踏み入れたのは流魂街だった。

尸魂界全土から選び抜かれた白道門の番人、兕丹坊を倒す一護。さっそく門が開かれるが、瀞霊廷に進もうとする一同の前にさらなる障害が立ちはだかる。

イノシシに乗った荒くれ男、ガンジュが一護を執ように攻撃する。売られたケンカは買わないと気がすまない一護は、絶対に決着をつけたいと思うが...。

志波空鶴は一護達を瀞霊廷へ入れることを約束するが、その方法とは皆を火筒で花火のように打ち上げ、空から瀞霊廷に突入させるというものだった。

瀞霊廷に突入できる砲弾の形成には、霊力のコントロールが必要だった。一護、チャド、石田、そして織姫は無事、その手法をマスターする。

霊力の砲弾と化し、打ち上げられる一護達。ところが、瀞霊廷の上空を覆う霊力を遮断する遮魂膜に引っかかって砲弾が爆発。一同は散り散りに落ちていく。

瀞霊廷内では、バラバラに落ちてきた侵入者の捜索が開始され、一護達はそれぞれの追っ手から逃れようとする。その頃、ルキアは懺罪宮へ移されていた。

死神達から"旅禍"と呼ばれる一護らは、周りの敵の存在を警戒しながら互いを探そうとするが、行く先々で死神が彼らを捕えようと待ち構えていた。

旅禍が予想以上に強いといううわさが死神達の間に広がる。十二番隊隊長の涅マユリ、十一番隊隊長の更木剣八は、情報の収集に奔走するが...。

ルキアの世話係をしていた山田花太郎となりゆきで行動を共にする一護とガンジュ。花太郎の案内で、ルキアが捕えられている懺罪宮へと向かう。

懺罪宮へ向かう途中、一護は阿散井恋次と再会し、因縁の戦いが始まる。圧倒的なスピードで打ちのめされそうになった一護は、ついに覚悟を決め...。

一護の決死の一撃を受け、負けを認めざるを得ない恋次。薄れゆく意識の中で、かつて流魂街でルキアと家族のように暮らしていた少年時代を思い出す。

一護達が尸魂界で奮闘している頃、現世、空座町では、霊媒師のドン・観音寺が一護の妹達や浦原商店のジン太とウルルを弟子にしようと誘っていた。

恋次が倒されたことを知り、ざわめく死神達。護廷十三隊総隊長が上位席官らを集め、廷内での斬魄刀の常時携帯を許可し、旅禍との全面戦争を宣言する。

ある隊長が無残な姿で発見され、驚がくする死神達。別の隊による犯行を確信する部下の副隊長が斬魄刀を抜き、疑惑の相手に切り掛かるが...。

一護、ガンジュ、花太郎の3人は、ルキアが囚われている懺罪宮の長い階段を駆け上がる。ところがそこで、これまで感じたことのない強い霊圧に襲われる。

チャドは、ルキアを救うことだけを考えながら、ひたすら単独で懺罪宮へと向かっていた。そんなチャドの前に、八番隊隊長の京楽春水が立ちはだかる。

十一番隊隊長の更木剣八と交戦する一護。その戦いの最中に、それまで感じていたチャドの霊圧が消えたことに気づき、最悪の事態を想像してしまう。

更木剣八の斬魂刀に貫かれ、地面に崩れ落ちる一護。倒れながらも必死に勝ちたいと願う一護は、遠のく意識の中で自身の斬魄刀、斬月の分身に再会する。

懺罪宮をさらに進むガンジュと花太郎。花太郎が前もって盗んでおいたカギで、ルキアの閉じ込められていた牢(ろう)を開けることに成功するが...。

ガンジュと花太郎による牢への侵入を察知した白哉が、懺罪宮に現れる。とてつもない霊圧を感じた一護は、夜一の忠告も聞かず、懺罪宮へと急ぐ。

死神達の捜索の目をかいくぐるため、死神に変装する織姫と石田の2人。ほかの仲間に追いつくべく、ルキアの囚われている懺罪宮を目指す。

旅禍であることを見破られそうになった織姫と石田に、十二番隊の死神達から救いの手が差し伸べられる。しかし、石田はすぐにそれには裏があると勘づく。

石田は、実の祖父で師でもあった宗弦の旧敵、十二番隊隊長のマユリと対決。珍しい石田の能力を見たマユリは、彼を殺さずに研究材料にしたいと考える。

白哉に、3日で一護をより強くすることを約束した夜一。その言葉通り、すぐに一護への猛特訓を開始する。一護の目標は斬魄刀の卍解(ばんかい)だった。

五番隊副隊長、雛森桃は、死神の学校である真央霊術院に通っていた頃のことを思い起こす。現世に出向き、ダミーホロウを使い、訓練を行ったあの日...。

愛染とのやり取りからギンに疑念を抱く日番谷。そんな時、雛森、恋次、吉良の3人が相次いで牢から脱走したという報告を受ける。

ルキアの処刑の日程が変更され、29時間後に刑が執行されることに。それを聞いて、驚きつつも悲しみは感じないルキア。前の晩、ある夢を見ていた...。

ルキアが見た夢は、十三番隊に入隊したばかりの頃のこと。最初は周りになじめずにいたルキア。普通に接してくれたのは、副隊長の志波海燕だけだった。

現世で、自身の人気が下がっているのを危惧するドン・観音寺。ちびっこヒーローグループの再結成をもくろみ、コンをマスコットキャラにすべく勧誘する。

いよいよルキアの処刑の日が来てしまう。事の次第に疑問を感じる死神もいるものの、準備は着々と整えられていく。一護達はルキアを救えるのか...。

未だ卍解に至らない一護。体力の限界を感じつつも猛特訓を続ける一護をよそに、恋次は自身の特訓を終え、ルキアを救おうと一人処刑場へと急ぐ。

処刑場に護送される道中、ルキアが昔から苦手だった市丸ギンが近づく。「助けてやろうか」と声をかけられたルキアは、刑に臨む覚悟が揺らいでしまう。

ついに処刑が始まり、双きょくが解放され、体を磔架(たっか)に固定されるルキア。ギンに乱された心も静まり、覚悟を決めるが、そこへ救いの手が...。

ルキアを連れてとにかく遠くへ逃げようとする恋次。刑場に残った一護の前に、白哉が立ちはだかる。ついに再会した2人は、再び刃を交えることに。

浮竹十四郎と京楽春水が元柳斎とにらみ合う。真央霊術院の卒業生から誕生した初めての隊長2人が、死神学校の創設者である元師匠を相手に斬魄刀を抜く。

かつて刑軍の統括軍団長であった夜一に羨望を抱き、命をささげる覚悟だった砕蜂。憧れの存在に裏切られた悲しみと怒りを抱え、夜一と激闘を繰り広げる。

双きょくの丘で激闘を続ける白哉と一護。白哉の放った"千本桜"をたたき落とした一護は、卍解して戦うよう迫る。白哉はついに卍解。その力を発揮する。

強烈な霊圧が一護を覆い、斬月の卍解、"天鎖斬月"が解放される。一護の攻撃に押される白哉だったが、2人の激烈な戦いはまだ終わりではなかった。

尸魂界の最高司法機関、中央四十六室を訪ねた日番谷と乱菊。入口に護衛もなく、不審に思った2人は地下議事堂へ行き、信じられない光景を目にする。

日番谷を倒した愛染は、市丸ギンと処刑場へ向かう。そこには東仙に連れてこられた恋次とルキアが。恋次はルキアを守るため、愛染と対決する。

愛染、ギン、東仙の3隊長が裏切ったと知った狛村左陣は怒り心頭、双きょくに現れる。不意をついて愛染に襲い掛かるが、逆に返り討ちにされてしまう。

ひとまず平和が戻り、狛村と檜佐木は東仙の友人の墓を訪れる。残忍な愛染とその一味が起こした反乱の傷から、尸魂界は確実に立ち直ろうとしていた。

現世に戻った一護達。高校では夏休み明けのごく普通の新学期が待っていた。それぞれが、ひと夏の体験に思いをはせつつ以前の生活に戻っていくが...。

織姫がさらわれた次の日、学校に集まった一護達は情報を整理する。織姫が消えた状況をもう一度詳しく調べるため、一同は織姫のアパートを訪れる。

織姫に続き、今度はチャドが連れ去られてしまう。一護達は浦原商店に集まり、浦原に事情を説明する。そこへ、全員で博物館に来るようにと連絡が入る。

チャドと織姫は返されたものの、まだまだ死のゲームは続く。今度は、仲間の1人が偽者だと言われる一護達。時間内に見つけられなければ大変なことに!

りりんが空中に出現させた巨大な門は、大きな口を開け、町のすべてを飲み込もうとする。最終ゲームは、30分以内にこの門を破壊せよというものだった。

バウントと呼ばれる特殊な一族の存在が明らかになる。不思議な霊子と能力を持つバウントは、生きている人間の魂を吸収し、永遠に生きようとするという。

人間から魂を吸い取ろうとしているところを一護達に見つかるバウント、相馬芳野。炎に包まれたドール、ゲーテを操り、一護とりりんをピンチに陥れる。

バウント、宇田川稜とにらみ合いになる一護達。宇田川が操るドール、フリードの持つ特殊な能力の前に一護達は不利な状況に追い込まれてしまう。

負傷した石田は、芳野から話を聞いた後、病院で目を覚ます。石田からバウントの狙いがクインシーだと聞かされた一護達は、石田を守ろうとする。

石田を狙い、病院を襲撃してきた双子のバウント、鵬と磐。水のある所なら自在に移動できるドール、ギュンターとグールを使い、一護達を追い詰める。

鵬と磐の猛攻撃を迎え撃つ一護達。一方、自分が仲間の重荷になることを心苦しく思う石田は戦列を離れるが、途中で意識を失い、芳野に保護される。

芳野からバウントの歴史を教わる石田を、バウントの古賀が襲撃。迎え撃とうとする芳野と石田だったが、古賀の鉄のドール、ダルクに圧倒されてしまう。

バウントの屋敷に入った一護、ルキア、りりん、之芭、そして蔵人。狩矢神やほかのバウントと対面した一護は、ルキア達を逃がし、宇田川と対戦する。

狩矢に反旗を翻した宇田川は、かつて十一番隊に所属していた一之瀬真樹によって、あえない最期を遂げる。次に一之瀬は一護に向かって斬魄刀を抜く。

バウントとクインシーに関する情報を得た夜一の奇襲により、狩矢の屋敷から脱出した一護と仲間達。重傷の芳野と石田は浦原商店で治療を受ける。

夜明けとともにこっそり浦原商店を後にする芳野。狩矢の野望を知る芳野は、自分の命に代えても狩矢の計画を阻止しようとドール、ゲーテを召喚する。

狩矢の狙いだったドール、ビットが、芳野の死によって無数に生み出される。浦原商店では、バウントから見つからないように結界を張り、皆をかくまう。

ビットの発生から数日後、彼らは人間を襲い、魂魄を集め始める。事態を重く見た尸魂界は、隠密機動に加えて4人の派遣を決めるが、被害はさらに広がる。

恋次は人間の子供を助けようとして、ビットの大群に襲われてしまう。霊圧が消えたことを察知し、ルキアと織姫、そしてチャドは恋次の行方を捜す。

ヨシに応戦するが、押され気味のルキアと織姫達。ルキアが強力な鬼道を放てるよう、蔵人は恋次の姿を借り、ヨシを引きつけて時間を稼ごうとするが...。

絶体絶命のピンチに陥った一護。そんな一護を助けに来たのは、尸魂界から派遣されてきた吉良イヅルだった。イヅルはすぐにダルクとの戦いを開始する。

リズに操られたルキアが織姫に襲いかかる。防御はするが、仲間であるルキアに本気の攻撃ができない織姫。馬橋はルキアの死神の力を強制的に引き出す。

バウントの沢渡と公園でにらみ合うチャド、之芭、ウルル。まさに戦いが始まろうとしたその時、吉良達とはぐれた十番隊副隊長の松本乱菊が姿を現す。

バウラの強大な力の前に倒れた之芭。追い詰められバウラの空間に吸い込まれそうになったとき、之芭は最後の力を振り絞り、皆を別の場所に移動させる。

浦原商店に戻るルキア、チャド、織姫、之芭、蔵人の5人。治療を受ける間、バウントがいかに強くなっているかについて一護も交えて話し合う。

バウントの潜む洞窟に入った一護、恋次、ルキア、チャド、織姫。用心しながら進む5人を、宇柿のドール、ゲゼルの目がとらえ、容赦なく攻撃する。

ドールの目が光る迷宮の最深部に来た一護と恋次の前にゲゼルが本体の姿を見せる。恋次は、斬月を手に攻撃しようとした一護を止め、一人で立ち向かう。

狩矢から、バウントの真の目的は尸魂界の破壊だと聞き、驚く一護。尸魂界が行ったある実験の副産物として生み出されたのがバウントだと知らされる。

尸魂界へ侵入した狩矢達を二番隊と七番隊の副隊長が見つけ、戦闘を開始する。しかし、バウントは尸魂界の豊富な霊子を吸収し、強大な力を身につける。

十三番隊に復隊しようと流魂街を行くルキアは、バウントのヨシに出くわす。霊力が完全に戻っていないルキアにとって圧倒的に不利な戦いが始まる。

日番谷達は、狩矢らによって破壊された懺罪宮を調べに行く。ヨシとの戦いで傷ついたルキアに付き添い、朽木家を訪ねた一護は白哉に助けを求める。

草鹿の森で、白哉と狩矢は激闘を繰り広げる。斬魄刀を解放した白哉は千本桜を放つが、狩矢が操る、目には見えないドールによって跳ね返されてしまう。

白哉と狩矢が激闘を続ける現場へ急行した一護。白哉とともに卍解するが、非協力的な白哉との連携はとれず、狩矢にダメージを負わせることができない。

バウントがならず者を集めていると知り、日番谷は乱菊と恋次を連れ、草鹿の森に調査へ。同じ頃、一之瀬に破壊された瀞霊廷の建物が修復されつつあった。

バウントの隠れていた場所にたどり着いた日番谷達を待ち伏せしていた一之瀬。彼の役目は、狩矢らを瀞霊廷に向かわせるための時間稼ぎだった。

草鹿のならず者達が瀞霊門を開けることに成功する。侵入する狩矢らバウントは、警護の死神だけでなく、ならず者達にも攻撃し、瀞霊廷は混乱状態に。

砕蜂は、リズに操られた自分の部下に毒を打ちこまれてしまう。パワーが増幅し、複数の死神を同時に操ることができるリズは、刑軍に同士討ちをさせる。

瀞霊廷に入った沢渡は、十二番隊隊長のマユリを見つける。マユリは沢渡に自分の研究材料にならないかと誘うが、沢渡は断り、ドールのバウラで攻撃する。

死神とバウントの戦闘が激化するなか、狩矢が技術開発局に侵入する。狩矢はオリジナルのバウントの紋章を求め、がれきの下敷きになっているネムに問う。

ニーダーの攻撃で打撃を受ける石田。反撃に転じようと立ち上がるが、装身具の力が安定しない。対するヨシは、尸魂界で暴れることを楽しんでいた。

日番谷は蔵人のバウントセンサーの能力を使い、十番隊の死神を総動員し、古賀の行方を追う。しかし古賀は、日番谷達の通信網を乱し、うまく姿を隠す。

古賀が倒れ、残るバウントは狩矢のみとなった。日番谷が十番隊隊舎に戻ると、ヨシとの戦いで治療が必要になった石田と、付き添いの一護達が集まっていた。

蘭島との激闘の最中に、狩矢は自分の力がどこから来たのかを知る。浄界章の力でバウントを助けたい蘭島だが、狩矢は尸魂界を破壊する理由を思い出す。

狩矢の猛攻を受け、絶体絶命かと思われた石田と蘭島を、間一髪で一護が助け出す。遅れてきた日番谷達も一護に続こうとするが、蘭島に止められる。

双きょくの丘で続く死闘のなかで、一護は狩矢が自身の回復力に頼る返し技ばかり使うことに気づき、天鎖斬月で反撃のスキを与えないスピード勝負に出る。

狩矢が倒れ、すべての浄界章も封じられる。一護と友人達は現世に帰るため、穿界門の準備が整うまで待ちながら、それぞれの過去と未来に思いをはせる。

ホロウ退治をしながら再び学生生活を送る一護の前に、平子真子(ひらこしんじ)という男子転校生が現れる。一方、ある人物が石田の危機を救う。

父の能力は消えておらず、石田は自分の力も戻ると聞かされる。一護の中にいるコンをグランドフィッシャーから守ったのは、一護の父・一心だった。

何らかの戦いが始まろうとしていると話す一心と浦原。仮面の軍勢(ヴァイザード)に一護を引き入れようとしていた平子だが、またしても拒絶され...。

平子の言うとおり、次第に内なるホロウの力が増していることを自覚する一護。その頃2体の破面(アランカル)が現れ、チャドと織姫が現場に向かうが...。

破面の一人・ヤミーに危うくとどめを刺されそうになる一護。苦しい戦いを終え、落胆しながらも登校した一護の前に、驚くべき一行が姿を見せる。

一護を戦いの場に引きずり出し、内なるホロウへの恐怖心を克服させようとするルキア。そして破面が一体どんな敵なのか、一護に詳しく説明する。

ウルキオラとヤミーが、藍染と仲間の破面に現世での戦いを報告。それを聞いて腹を立てたグリムジョーは、一護らを葬るべく仲間と共に空座町へ。

破面の一人、ディ・ロイがチャドの元に。自分に任せるようチャドに言い放った一護に対し、下がれと告げるルキア。啓吾は斑目とある約束をする。

空座町各地で破面の襲撃が続く中、激しい戦いを繰り広げる斑目とエドラド。一護らの前にはグリムジョーが現れ、ルキアがいとも簡単に倒される。

エドラドとの激闘の中、更木と初めて出会った頃のことを思い出す斑目。圧倒的な力の差から敗北を味わい、後に絶対的な忠誠を誓っていたのだった。

日番谷、乱菊、恋次が破面相手に苦戦する中、一護もグリムジョーとの戦闘に臨んでいた。その頃、尸魂界から死神たちに一本の連絡が入る。

グリムジョーとの激闘に敗れそうになる一護に、内なるホロウの声が聞こえてくる。だがその時、予期せぬ人物の登場で戦いは打ち切られることに。

不名誉な形で虚圏(ウェコムンド)に戻ったグリムジョーは、処刑の危機に。内なるホロウの抑えがきかなくなってきた一護は、仮面の軍勢の元へ向かう。

ひよ里との戦いの後、平子ら仮面の軍勢の指示で霊力を計測するマシンに乗る一護。内なるホロウを制御するため、精神世界での特訓が始まる。

内なるホロウを抑え込むため、自らの精神世界でもう一人の自分と交戦する一護。仮面の軍勢のメンバーはその間、狂暴化した一護の霊体と戦っていた。

斬月を取り戻し、内なるホロウとの戦いを終わらせる一護。そんな中、藍染の目的が尸魂界の王の殺害だと判明し、次なる戦いへの準備を進めることに。

恋次と特訓をするチャド。ひよ里らとホロウ化制御の訓練をする一護の元に、藍染の計画を知らせに織姫が現れる。その頃、石田も過酷な修行をしていた。

力が回復していないことを理由に、藍染との決戦では戦列を外れるように浦原から言われる織姫。一方虚圏では、ヤミーの腕が修復されていた。

乱菊と斑目が1体の破面を退ける。その時に保護した魂魄の少年は、現世から尸魂界へ送られる前にしなければならないことがあるという。

"破面もどき"が笛の音色で魂魄の自由を奪い、さらに増殖できることを突き止めた乱菊たち。魂魄の少年・翔太は、妹を捜していたことを打ち明ける。

日番谷は、破面もどきが襲った人間の魂魄に変身できるという事実に気付く。それを聞いた他の死神たちは、翔太の妹・唯に疑いの目を向け始める。

翔太が止めに入ったせいで破面もどきを斬り損ね、別の空間に逃がしてしまう死神たち。斑目らが分身体と戦う中、日番谷たちは本体の行方を追うことに。

中学生とフットサルで勝負することになった夏梨と仲間たち。小学生の自分たちには強力な助っ人が必要だと思い、夏梨は日番谷に誘いをかける。

他校の闇討ちにより、剣道部の部員たちが大勢ケガを負ってしまう。近日中に行われる試合に勝つため、斑目が無事だった1年生たちを鍛えることに。

破面の調査のため、花太郎と技術開発局の壺府(つぼくら)が現世へ。彼らは、母親に自分のケーキを食べさせたいというパティシエの魂魄に協力する。

ひょんなことから、おぼれる少女を救ったコンがそのまま彼女に連れて帰られる。2人で出かけた先でホロウに襲われ、再び少女を守ろうとするが...。

虚圏での藍染の支配に嫌気が差し、破面の一人・パトラスが崩玉を盗み出す。さらに崩玉の扱い方を聞き出すため、仲間と共に現世へと向かう。

謀反を起こしたパトラスと仲間の破面たちは、現世で死神たちと激闘を繰り広げていた。そんな中、藍染の狙いが少しずつ明らかになっていく。

藍染の命令により、4体の破面が現世に降り立つ。ホロウ化の特訓がまだ途中にもかかわらず現場に向かった一護は、グリムジョーと対決することに。

新たに習得した驚異的な力でグリムジョーに挑む一護。一方、護衛の死神たちと共に現世へ向かっていた織姫は、ウルキオラに行く手を阻まれる。

手強い破面を相手に、空座町各地であらん限りの力を振り絞って戦う死神たち。そこに突然ウルキオラが現れ、仲間たちに「任務完了」と告げる。

虚圏へ旅立つ前に、誰の目にも映らない姿として数時間の猶予を与えられる織姫。これまでの人生を振り返り、涙ながらに一護に別れを告げる。

総隊長である元柳斎が現世にいる死神たちに対し、織姫を救出してはならないと厳命する。しかし、一護はひとり虚圏に行く方法を探すことに。

一護、チャド、石田は、虚圏へ続く穴である黒腔(ガルガンタ)へ突入。同じ頃、織姫は虚夜宮(ラス・ノーチェス)でグリムジョーの治療をしていた。

連れ去られた織姫を救出するため、一護、チャド、石田がついに虚圏に到着。だが強力な破面たちが目の前に立ちはだかり、3人の行く手を阻む。

虚夜宮に向かう一護、チャド、石田だが、猛烈な砂嵐に襲われる。その頃、藍染は十刃(エスパーダ)たちを召集し、3人を迎え撃つ対策を立てていた。

一護たちは、不思議な破面の少女とその仲間に出会う。彼らと別れようとした瞬間、別の破面に襲われるが、そこに突然ルキアと恋次が現れる。

一護たちは、大量のホロウが生息する"メノスの森"に落ちてしまう。一方、ひとりはぐれてしまったルキアは、得体の知れない人物に助けられる。

メノスの森で、次々に襲いかかってくるホロウと戦う一護たち。アシドはルキアに対し、自らの過去と虚圏にとどまっている理由を話し始める。

藍染からメノスの森の管理を任されている手強いホロウと戦いを繰り広げるアシド。一護たちは織姫の捜索を再開するため、森の出口に向かうが...。

虚夜宮への侵入に成功した一護たちは、一人ずつ別々のルートを進んでいくことに。その頃、織姫は、自分にしかできない役目を見つけていた。

虚夜宮の奥へと進んでいた一護は、自分を追ってきたネルと仕方なく合流する。その時現れた破面と対戦するが、相手は予想以上の実力の持ち主だった。

十刃落ち(プリバロン・エスパーダ)のドルドーニを相手に苦戦する一護。容易に倒せる相手ではないと実感しながらも、卍解をかたくなに拒否するが...。

戦いに敗れたドルドーニは、それとなく一護の手助けをすることに。一護が先へ進めるように、自ら斬り込んで破面の部隊と戦うことを選択する。

ルキアの前に現れた破面のアーロニーロは、顔だけでなく何もかもが海燕そのものだった。"海燕"はルキアに対し、思いがけないことを話し始める。

必死に攻撃を繰り出すも、なかなかダメージを与えられないルキア。目の前の男は海燕ではないと自分に言い聞かせていたが、驚くべきものを目にする。

チルッチの猛攻に苦戦を強いられる石田。その様子を物陰に隠れて見ていたペッシェが姿を現し、攻撃を浴びそうになりながらも意外な活躍を見せる。

石田とチルッチの戦いは、ついに最終局面を迎える。一方、十刃落ちのガンテンバインと戦うチャドは、次第に劣勢へと追い込まれていくが...。

チャドとガンテンバインの激しい戦いも、ついに終わりを迎えようとしていた。だが、次にチャドの前に現れたのは、さらに強い十刃の一人だった。

チャドがノイトラにやられてしまう。恋次の前にはザエルアポロが立ちふさがる。そんな中、ルキアとアーロニーロの長い激闘はまだ続いていた。

正体を明かしたアーロニーロが能力を解放し、消耗しきったルキアに容赦なく襲いかかる。2人の戦いに、ついに終止符が打たれようとしていた。

ザエルアポロに戦いを挑む恋次だったが、卍解が使えず圧倒的不利な状況に。その頃、一護の前にはウルキオラが現れ、挑発的な言葉をぶつけてくる。

一護の強大な力に圧倒されながらも、すぐに優勢に転じるウルキオラ。一方、ザエルアポロと激闘を続ける恋次の前に、意外な助っ人が現れる。

十刃の一人グリムジョーが、女破面のロリとメノリの手から織姫を救い出す。恋次と石田は、2人で連携してザエルアポロに立ち向かうことに。

一時的とはいえ、ザエルアポロを退ける恋次と石田。そんな中、息も絶え絶えの一護のもとにグリムジョーが現れ、織姫に一護の傷を治すよう命じる。

一護と対等の条件で再戦を望むグリムジョーが、ウルキオラをその場から遠ざけることに成功。治療を拒む織姫だったが、一護の頼みで再開することに。

強大な力をぶつけ合い、一護とグリムジョーが死闘を繰り広げる。激しいダメージを受けながらも必死に戦う一護に対し、織姫が心からの想いを叫ぶ。

織姫を奪還すべく、必殺の一撃を放つ一護。グリムジョーは崩れ落ちそうになりながら、ただの中級大虚(アジューカス)だった頃のことを思い出していた。

空席になっていた三番隊の新隊長に、天貝繍助(しゅうすけ)が就任する。彼は長い間、遠征任務についていて、瀞霊廷に戻ったばかりの無名の男だった。

謎の3人組が現世に現れる。ホロウ出現の報を受けた一護とルキアが退治に向かおうとしたところ、伝令神機に現れたホロウの反応が爆発的に増える。

一護のクラスに転入してきた謎の3人組は、霞大路(かすみおおじ)瑠璃千代、犬龍、猿龍と名乗る。その日の深夜、静まり返った街に謎の霊圧が現れる。

瑠璃千代の用心棒を務めることになった一護とルキア。初めて現世に来た瑠璃千代にとっては見るもの全てが珍しく、一護にいちいち解説を求めてくる。

天貝を新隊長に迎えた三番隊は日々の任務に勤しんでいた。しかし、天貝が受けてくるのは死神の仕事とは思えないものばかりで、隊員たちに不満が募る。

ある朝、瑠璃千代が姿を消す。霞大路家の穿界門が使用された形跡から、瑠璃千代が尸魂界に戻ったと判断する犬龍。一護、ルキアと瑠璃千代の後を追う。

浦原商店で、今後の対策を練る一護たち。最近、店で扱う商品の原材料になる"霊子"が不足していると聞き、裏で何者かが動いている可能性を疑う。

瑠璃千代暗殺部隊の隊長の貫井は、獏爻刀(ばっこうとう)を持つ刺客部隊を編成して、再び現世に向かう準備をする。犬龍や一護らは襲撃に備える。

刺客たちを引き連れて現世にやってきた貫井は、一護に1対1の戦いを挑んでくる。その後、瑠璃千代の屋敷には、不気味な獏爻刀を持つ銅虎が現れる。

獏爻刀"烈雷"の力を体内に取り込む銅虎に苦戦するルキア。一方、九頭竜と戦う石田は、獏爻刀"白霧"の放つ、霧の空間に閉じ込められてしまう。

獏爻刀"砕我"の鏡の空間に閉じ込められてしまった一護。閉じ込めた相手の記憶を利用して悪夢を見せるその空間で、一護の前に在りし日の母が現れる。

尸魂界では、隊首会で天貝が護廷十三隊全体による合同演習を提案する。だが、更木やマユリら隊長たちは、そういうことに興味がないと言って反対する。

貫井たちの襲撃をかろうじて退けた一護たち。しかし、石田とチャドは獏爻刀の霊圧に体を侵されてしまい、織姫による治療もなかなか進まないでいた。

霞大路の屋敷で行われていた瑠璃千代と愁の祝言に乱入した一護らは、待ち構えていた二番隊の死神たちに囲まれる。一護は瑠璃千代に呼びかけるが...。

祝言をぶち壊し、愁を人質にして逃げた一護とルキアは、護廷十三隊から追われる身に。地下水路に隠れてケガの治療をしながら、様子をうかがっていた。

一護たちの説得を聞き入れて、天貝が瑠璃千代の捜索に協力してくれることになった。その天貝の単独行動が、思わぬ形で総隊長たちの耳に入ってしまう。

死神たちの混乱はひとまず収まり、瀞霊廷は秩序を取り戻す。その頃、一護と天貝は、瑠璃千代らしき人物を連れて逃げる霞大路家の刺客部隊を発見する。

三番隊の訓練施設で、吉良と貴船の死闘は続く。死神の頂点に立つために霞大路家の陰謀に加担していた貴船は、獏爻刀"烈風"の猛攻で吉良を追いつめる。

死神たちが霞大路の屋敷に突入。一方雲井は、量産した簡易型の獏爻刀を暗殺部隊に持たせて迎え撃つ。ついに霞大路家と護廷十三隊の全面対決が始まる。

持ち主の実力を超えた力を無理やり引き出す獏爻刀を使う暗殺部隊。困惑する護廷十三隊の死神たち。だが斑目らの活躍で、死神たちに有利な戦況になる。

霞大路家をめぐる動乱は、全て天貝が仕掛けたものだった。一護は、天貝の獏爻刀によって斬魄刀の力を無効化された元柳斎に代わり、天貝に戦いを挑む。

激闘を展開する天貝と一護。ホロウ化した一護の月牙天衝(げつがてんしょう)を受けた天貝の体は限界を超え、暴走した獏爻刀の不気味な霊圧が包み込む。

織姫を救出するために虚圏に突入した一護たち。しかし、仲間は強力な力を持つ十刃の前に傷つき、次々と倒れる。一護は、幾多の困難を乗り越えていく。

再びザエルアポロの宮に戻ってきてしまう石田と恋次。そこに、不敵な笑みを浮かべたザエルアポロが姿を現し、戸惑う2人の前で奇怪な姿を見せつける。

岩陰に隠れていたネルを見つけたノイトラは、ネルの正体が元十刃のネリエルであると話す。しかし、ネルを信じる一護はまったく意に介さない。

石田と恋次は、自分自身のクローンたちとの戦いを続けていた。しかし、どれだけ倒しても、クローンは一度液体に戻った後、増殖して再生してしまう。

激戦を続けるノイトラとネリエル。かつて同じ十刃の仲間として戦った2人の力は、ほぼ互角。ノイトラは女のネリエルを嫌い、何度も決闘を挑んでいた。

ネリエルが記憶を取り戻し、ノイトラと戦っていることを察したネリエルの従属官(フラシオン)、ペッシェとドンドチャッカ。2人はその真価を発揮する。

戦いに決着がつこうとしていたその時、ネリエルの身に思いもよらぬ事態が。再び窮地に陥った一護たちの前に、更木ら護廷十三隊の隊長たちが現れる。

アーロニーロとの戦いで傷つき、意識を失ったルキアのところに来る白哉。そこにいた第七十刃(セプティマ・エスパーダ)のゾマリ・ルルーと対決する。

ルキアの身体を支配し、盾にしたゾマリに怒った白哉は、ついに卍解。千本桜景厳で、アーロニーロの宮を内側から破壊。だが、ゾマリは生き延びていた。

マユリの卍解・金色疋殺地蔵(あしそぎじぞう)が、ザエルアポロを飲み込む。だがその時、人質となっていた十二番隊副隊長ネムに異変が起こる。

ネムを媒体として再生するザエルアポロ。しかしネムの体内には、マユリの開発した新薬が仕込まれていた。ザエルアポロはその恐るべき効能を思い知る。

ノイトラの眼を狙って、眼帯を貫いた更木。その眼帯には恐るべき秘密が隠されていた。だが更木は、勝ち誇るノイトラをものともせず戦いに挑んでいく。

ノイトラは聖哭螳蜋(サンタテレサ)を発動し、6本の腕を持つ異形の姿に。だが、更木は何度斬りつけても倒れない敵との戦いに喜び、笑みを浮かべる。

戦った相手には情けをかけることなく必ずとどめを刺してきたノイトラ。戦うことそのものが、戦う理由だった。更木とノイトラ、2人の激戦の結末は!?

天貝との戦いに決着がつき、平穏を取り戻した霞大路家。だが、当主となったはずの瑠璃千代が、従者の犬龍とケンカをして、ひとりで現世にやってくる。

瑠璃千代と犬龍のケンカは一向に終わらず、一護たちを巻き込んで蹴鞠(けまり)勝負で決着をつけることに。瑠璃千代チームと犬龍チーム、勝負の行方は!?

110年前。五番隊の隊長である平子たちは、総隊長からの呼び出しを受ける。一番隊の隊舎では新たな十二番隊隊長の就任の儀が行われようとしていた。

新たに十二番隊の隊長に就任した浦原。その性格もあって、隊の中にはのほほんとした空気が漂い始めるが、副隊長のひよ里にはそれが我慢ならない様子。

浦原がひよ里とともに訪れたのは、二番隊隊舎の地下特別監理棟。そこには護廷十三隊に入隊したものの、危険と判断された者たちが閉じ込められていた。

着ていた服だけを残し、流魂街の住人たちが次々と消えるという事件が発生。九番隊の隊長・六車拳西と副隊長・久南白は、事件の調査にあたることに。

各隊の隊長に緊急招集がかかった。九番隊にひよ里を向かわせていたことを後悔し、彼女の身を案じる浦原。総隊長の命により、平子たちが現地に向かう。

ホロウのようになり襲いかかってくる拳西を止めようと、戦いを挑む平子たち。有昭田鉢玄の鬼道により、なんとか押さえ込むことに成功するが...。

平子に刀を振りおろそうとする藍染。そのピンチに駆けつけたのは、浦原と鬼道長の握菱鉄裁。浦原はすでに、事件の真相を見抜いているようだった。

一護たちが虚圏で戦いを続けていた頃、町の平和を守るべく、ある発明に取りかかる浦原。完成した発明品を使わせようと、浦原はコンを呼び出すことに。

魂葬刑事カラクライザーとなったコンたちの前に現れた、巨大な合体ホロウ要塞。要塞が完全に完成する前に、たたき潰さなければならないというが...。

東仙やギン、十刃のスタークらを引き連れ、現世にやって来た藍染。まず手始めに元柳斎は相手を炎の壁で閉じ込めようとするが、藍染は余裕を崩さない。

ついに第五の塔にたどり着いた一護は、ウルキオラと戦いを繰り広げる。一方、現世ではバラガンが、レプリカの町を支える柱を壊そうと攻撃を仕掛ける。

4本ある柱のうちの1本を守っていた吉良に襲いかかる、アビラマ・レッダー。同じく柱を守る綾瀬川弓親は、シャルロッテ・クールホーンと刀を交える。

クールホーンに対して、斬魄刀の本来の力を解放した理由を語る弓親。残りの柱を守る斑目と檜佐木修兵も、それぞれの敵と激しい戦いを繰り広げる。

仮面を割ることで力を調整するフィンドール・キャリアス。副隊長クラスに力を調整したフィンドールに圧倒され、檜佐木は次第に追い詰められていく。

フラシオンのひとり、ポウによって柱の1本が破壊されてしまった。相手の圧倒的な力を前に窮地に陥る斑目。そこに七番隊隊長・狛村たちが駆けつける。

バラガン配下のジオ、ニルゲと向き合う破蜂と大前田希千代。京楽と浮竹はスタークとリリネット、日番谷と乱菊はハリベルたちにそれぞれ立ち向かう。

ジオのスピードに翻弄され、ついにその攻撃に捕らえられてしまう砕蜂。一方、大前田はもうひとりのフラシオン、ニルゲに力勝負を仕掛けるが...。

ジオを相手に空中戦を繰り広げるも、次第に劣勢を強いられる砕蜂。隊長を心配して集中力を欠く大前田は、ニルゲに隙を突かれ攻撃を受けてしまう。

3対1という不利な状況で、なかなか攻撃に転じられない乱菊。フラシオンのひとり、アパッチが攻めかかろうとした時、思わぬ人物が乱菊の助っ人に現れる。

解放(レスレクシオン)形態となったアパッチとミラ・ローズ、スンスン。3人が切り落とした左腕から生まれた怪物・アヨンが、乱菊たちに襲いかかる。

アヨンの並外れた強さを前にして、元柳斎が自ら前線へ。彼の攻撃はアヨンの胸に大きな穴を開けるものの、そのことが逆にアヨンの怒りに火をつける。

期待に胸を膨らませることもなく、冷めた気持ちで空座第一高校に入学する小島水色。彼は、周囲に悪名を響かせる茶渡泰虎や一護たちと同じクラスに。

慰安旅行と称して、現世の海にやって来た乱菊たち女性死神協会の面々。困惑する一護をよそに、浮竹や斑目、恋次ら男性死神もビーチに姿を見せる。

逃げ出したホロウを追って、現世に派遣されてきた一角と弓親。一護に滞在を断られ、困った一角たちは啓吾の家に身を寄せることになるのだが...。

斬魄刀の反応に、普段とは違う感覚を覚える白哉と日番谷たち。その夜、元柳斎から緊急招集を受けた死神たちの前に、村正と名乗る不気味な男が現れる。

ボロボロの姿で現世に逃げてきたルキアと彼女を追う謎の女に遭遇する一護。ルキアは女の正体が、彼女の使う斬魄刀・袖白雪が実体化した姿だと告げる。

兄・白哉の身を案じ、瀞霊廷に戻ったルキアの前に袖白雪が再び姿を現す。攻撃を止めるよう諭すルキアの言葉にも、袖白雪はまるで耳を貸そうとしない。

自分の目的は、死神の呪縛から斬魄刀を解放することだと語る村正。一護は彼の使う妖しげな力に翻弄され、ついには斬月が実体化させられてしまう。

斬魄刀たちの暴走を止めるべく、状況の把握を急ぐ死神たち。そんな中、檜佐木の前に彼の斬魄刀・風死が、恋次の前には蛇尾丸がそれぞれ姿を見せる。

村正に対して、戦いを挑む白一護。始解さえ使うことができず、自分の斬魄刀を倒すことに迷いながら戦う檜佐木と恋次は、次第に追い詰められていく。

始解を取り戻した一護の前に、斬月が立ちはだかる。一方、戦う覚悟を固めた恋次もまた始解を取り戻し、実体化した蛇尾丸を倒そうと目論むが...。

一護たちの活躍で、再び屈服させられれば斬魄刀を取り戻せることが判明。そんな中、意識を取り戻したルキアは、いまだ行方不明の白哉の身を案じる。

白哉らしき人物を追って森にやって来た一護。その前に現れたのは、氷輪丸を捜す灰猫と飛梅だった。2人はどちらが先に一護を倒せるか、勝負を始める。

たまっていた不満をぶつけるように、雛森を挑発する飛梅。灰猫と乱菊も激しい戦いを繰り広げる。日番谷もまた、記憶を失った氷輪丸と向き合っていた。

持ち主以外の者が倒すとどうなるか、大前田の斬魄刀で実験に臨むマユリ。一護から日番谷の無事を聞き、安心する乱菊たちだが、その前に村正が現れる。

白哉が村正と行動をともにしていたと一護から聞き、ショックを受ける隊長たち。その頃、アジトを訪れた白哉は斬魄刀たちから疑いの目を向けられる。

ついに始まった、死神たちと斬魄刀との戦い。檜佐木のカタキを取ろうと風死に挑む吉良。弓親は瑠璃色孔雀に、砕蜂は厳霊丸らにそれぞれ立ち向かう。

六番隊隊舎の騒ぎを聞きつけた虎徹勇音たちの前に疋殺地蔵、飛梅と灰猫が現れる。一方その頃、砕蜂は雀蜂によって蜂紋華を身体に刻み込まれてしまう。

凄まじい霊圧とともに戦場に現れたと思いきや、問答無用で侘助をたたき折ってしまう剣八。さらに、襲いかかる千本桜の攻撃をも吹き飛ばしてしまう。

激突する白哉と剣八。そんな2人の前に現れた疋殺地蔵は、周囲に猛毒をまき散らし始める。一方、雀蜂の言葉に冷静さを失いそうになる砕蜂だが...。

囚われている元柳斎を助け出すべく、村正のアジトに乗り込む京楽と浮竹、剣八、夜一、一護たち。二手に分かれた一同を、斬魄刀たちが待ち構える。

元柳斎のもとにたどり着いた一護だが、その前に村正が立ちはだかる。一方、斬魄刀たちと戦う夜一、京楽、浮竹たちは、相手の戦い方に違和感を覚える。

実体化した流刃若火に足止めを食らい、アジトから出られなくなってしまった一護たち。元柳斎は一同に、村正の真の目的が空座町にあることを明かす。

駆けつけた雨竜と茶渡によって、徐々に追い詰められていく村正。だがそこに現れた千本桜によって形勢が逆転。茶渡は村正からの精神攻撃を受ける。

数百年前、瀞霊廷では死神たちによる反乱が発生。朽木家に婿養子として加わった響河は、自身の斬魄刀・村正の能力を使い、反乱分子の制圧に乗り出す。

自分を裏切った死神たちを許すことができず、怒りに任せて斬ってしまう響河。知らせを聞いた白哉の祖父・銀嶺は響河の前に現れ、厳しく彼を叱責する。

朽木家の誇りを懸け、復活した響河の前に立ちはだかる白哉。彼は、響河が封印されている場所を突き止めるため、村正と行動をともにしていたのだった。

暴走する村正の霊圧におびき寄せられ、ホロウが集まり始める。協力して、ホロウに対処する一護たち。白哉に斬られた響河は、村正を呼ぶのだが...。

怪物と化した村正によって、窮地に陥ってしまう一護たち。駆けつけた死神たちと洗脳を解かれた斬魄刀は、タッグを組んでホロウの群れに立ち向かう。

村正の精神世界の中で、彼と正面から向き合うことになる一護。村正の術中にはまり、翻弄される一護だが、そのとき彼の頭の中に斬月の声が響き始める。

庭園でお茶会が開かれ、にぎやかな様子の朽木家。そのとき、邸内から突然の悲鳴が上がる。急いで駆けつけたルキアは異形の者と対面するのだが...。

奇妙な気配を感じた一護が出会ったのは"刀獣"と呼ばれる、持ち主を失った斬魄刀。そんな刀獣たちに対処すべく、日番谷らが現世に派遣されてくる。

刀獣を追って現世にやって来た恋次、蛇尾丸の蛇と猿。手分けして探すために、鎖を外してもらった蛇は、傷を負って逃げている刀獣と遭遇するが...。

保管してあった食べ物が何者かに盗み出されるという事件が頻発し、頭を悩ませる四番隊の勇音たち。犯人が逃げ込んだらしき地下水路を調査することに。

村正の事件が落ち着いた後も単独での行動を続け、隙あらば檜佐木の命を狙おうとする風死。そんなある日、風死は流魂街で親を亡くした赤ん坊と出会う。

空座町では、ピンク色のクマの携帯ストラップをつけた女子高生が襲われるという事件が発生。時を同じくして、一護たちの高校に転入生がやって来る。

追跡中に傷だらけの刀獣・鳴之助と出会い、まさかの一目ぼれをしてしまう灰猫。それ以来、灰猫は足しげく鳴之助のもとに通い、献身的に尽くし始める。

活躍の場を千本桜に奪われ、イライラを募らせる蛇尾丸。そんな中、技術開発局にやって来た2人は千本桜とともに十二番隊隊舎に閉じ込められてしまう。

京楽に頼まれ、花天狂骨の脇差とともに刀獣退治に出かけることになった副隊長の伊勢七緒。無口で心の中が読めない脇差が心配になる七緒だが...。

風死の目の前で、苦しみ始めた刀獣が突然消えてしまうという事件が発生。残り少なくなった刀獣たちは、生き残りを賭けて互いの力を奪い始めていた。

織姫を助け出そうとウルキオラに挑む一護。元柳斎たちは、王鍵の創生を目論む藍染を止めるべく、現世に陣を展開する。藍染との戦いを振り返る総集編。

塔の下でホロウと戦う茶渡と恋次の前に、砂人・バッティカロアが姿を現す。織姫がすでに彼らの同胞だとウルキオラから聞いて、一護は動揺を隠せない。

藍染から用済みだと告げられた今こそチャンスとばかりに、織姫に忍び寄るロリとメノリ。彼女のピンチを察知した茶渡たちのもとに、雨竜が駆けつける。

1対1でヤミーに臨んだものの、ゼーレシュナイダーをも弾き返す相手に苦戦する雨竜。ルドボーンとの戦いに消耗するルキアのもとに助っ人が現れる。

天蓋の上に登り"黒翼大魔(ムルシエラゴ)"を解放するウルキオラ。その圧倒的なスピードと攻撃力は、ホロウ化した一護でさえもまるで歯が立たない。

ウルキオラによって胸に穴を開けられ、倒れる一護。天蓋に登ってきた雨竜がウルキオラに矢を浴びせかけるものの、相手に傷をつけることさえできない。

ルドボーンと彼の兵士たちに対し、連携攻撃を仕掛けるルキアと恋次、茶渡。天蓋の上では、完全にホロウ化した一護がウルキオラを追い詰めるが...。

巨大化し、ついには"憤獣(イーラ)"の姿となるヤミー。その圧倒的な強さにルキアたちは手も足も出ない。一方、日番谷はハリベルと激しく交戦する。

次々と繰り出される氷の攻撃を"灼海流(イルビエンド)"で溶かし、逆に日番谷を追い詰めるハリベル。地上では吉良が傷ついた仲間たちの回復を急ぐ。

ハリベルに対して"氷天百華葬"を放つ日番谷。一方、バラガンと戦っていた砕蜂は相手に攻撃が当たる直前、身体のスピードが遅くなることに気づく。

近づいた者を老化させてしまう恐るべきバラガンの力。反撃すらできない砕蜂は、大前田ひとりにバラガンの相手を任せるとどこかへ姿を消してしまう。

すさまじい威力で、ついにバラガンを吹き飛ばした砕蜂。日番谷と砕蜂の卍解を目にしたスタークは表情を変え、対する京楽もまた本気で相手に向き合う。

京楽の加勢に駆けつけた浮竹は、死神に使えるはずのない虚閃(セロ)を放つ。驚くスタークだが、すぐさま浮竹の力の秘密に気づき、反撃を仕掛ける。

窮地に陥った死神たちの前に、仮面の軍勢の平子らが姿を見せる。101年前、藍染たちの実験台となった彼らは、浦原の手を借り現世に逃げのびていた。

仮面の軍勢と共同戦線を組み、十刃との戦いに臨む死神たち。日番谷は矢胴丸リサとひよ里、砕蜂と大前田は鉢玄とそれぞれ共闘し、強敵に挑むことに。

鉢玄との連携により、今度こそバラガンを撃破したかに思えた砕蜂たち。しかし結界を無理矢理こじ開けたバラガンは、恐るべき執念深さで食い下がる。

ラブこと愛川羅武とローズこと鳳橋楼十郎から攻撃を受けるも、本気を出さないスターク。怒ったリリネットは、スタークの了承なしで戦い始めてしまう。

"子どもの遊びを現実にする"という花天狂骨の能力を使い、スタークを追い詰める京楽。リリネットが主導するオオカミが、京楽を止めようと群がる。

他のアジューカスに追われていたところを、ハリベルに助けられたアパッチ。仲間とともに暮らし始めたアパッチは、ハリベルの行動にふと疑問を抱く。

ワンダーワイスと戦闘中、ホロウ化が切れてしまい、反撃を受ける白。一方、藍染とにらみあう仮面の軍勢。ひよ里は藍染に斬りかかろうとするが...。

ヤミーに捕まったルキアは、反撃を試みるも投げ飛ばされてしまう。そこに駆けつけたのは一護だった。ルキアは彼の様子がどこかおかしいことに気づく。

アラビア風の衣装を身につけ、砂漠の真ん中で目を覚ます一護。そばにいた雨竜、織姫、茶渡はそれぞれウーリオ、オリー・メイ、チャイードと名乗る。

ヤミーの巨体と硬い皮ふに悩まされながら、少しずつダメージを与えていく剣八。現世に向かう一護はその途中、卯ノ花から藍染の力の秘密を聞かされる。

白哉と剣八を相手に怒りを爆発させ、その怒りを自らの力に変えるヤミー。檜佐木と狛村は、なんとか東仙の目を覚まさせようと必死の説得を試みる。

卍解し、黒縄天譴明王の力で東仙を一気にねじ伏せようと試みる狛村。だがかつて狛村と行動をともにしていた東仙は、その弱点をすでに見抜いていた。

失った視力を取り戻し猛攻を仕掛ける東仙に対して、狛村は防戦一方。その頃、平子は始解した"逆撫(さかなで)"の力を用いて、藍染に戦いを挑む。

空座町に戻ってくるなり、藍染に不意打ちを仕掛ける一護。しかしその一撃は失敗に終わる。それでも諦めず、今度はホロウ化して攻撃を試みるが...。

怒りを剥き出しにして飛びかかる日番谷を前にしても、余裕の笑みを崩さない藍染。そんな彼に、護廷十三隊の隊長と仮面の軍勢は総力戦で立ち向かう。

ついに藍染を捕らえることに成功する元柳斎は、凄まじい炎で自分もろとも相手を焼き尽くそうとする。だが、その炎はワンダ―ワイスに消されてしまう。

元柳斎の禁術でできた藍染の隙をつき、ホロウ化した一護が一撃を放つ。ついにケガを負わせることに成功する一護だが、その傷は瞬く間に塞がっていく。

一護のこれまでの戦いはすべて藍染によって仕組まれたものだった。藍染の口から語られる衝撃的な事実を前に、一護は抗う言葉さえもなくしてしまう。

藍染と攻防を繰り広げる一護の父・一心。ギンは一護に、以前戦ったときのことを覚えているかと問い、卍解すると恐るべき能力で一護に襲いかかる。

国際映画祭の開催が決定し、それぞれに映画の制作に乗り出す護廷十三隊。各隊が撮影に取り掛かる中、七緒に呼び出された一護たちも協力することに。

空座町の担当死神・車谷善之助が仮面の男に襲われている現場に遭遇するルキア。犯人の正体が地獄へ送られたはずのシュリーカーだと知って、ルキアは驚く。

崩玉と融合し、進化を始める藍染。そこに、かつて崩玉を研究していた浦原が現れる。鬼道を使って攻撃をたたき込む浦原だが、それでも藍染は倒れない。

ホロウ化し、ギンの間合いに斬り込む一護だが、攻撃をすべてかわされてしまう。一方その頃、浦原と夜一、一心の3人は藍染と激闘を繰り広げていた。

断界(だんがい)を訪れる一護と一心。一心は今こそ、最後の月牙天衝を得るチャンスだと話す。その頃、空座町で目覚めた啓吾たちは町の異変に気付く。

新年早々、男性チームと女性チームに分かれて、カルタで勝負することになる死神たち。一方、現世ではひとりぼっちの正月を迎える織姫だったが...。

フランケンシュタインの一護やサキュバスのルキアら、古城で暮らす7人のモンスターたち。彼らの前に、モンスターハンターを名乗る2人組が現れる。

相変わらず、副隊長として忙しい毎日を送る檜佐木。乱菊とともに行方不明事件の調査にあたることになった檜佐木は、2人での行動に妄想を膨らませる。

藍染を前に動けなくなったたつきのもとに駆けつけるドン・観音寺。一護は最後の月牙天衝を習得すべく、融合した天鎖斬月と白一護との戦いに挑む。

千鶴や水色たちと合流できたと思ったのもつかの間、ついに藍染に追いつかれるたつきたち。必死で応戦を試みるものの、藍染にはまったく効果がない。

死神もホロウも超越した存在となった藍染の霊圧に、次々と倒れていく一同。薄れゆく意識の中で、ギンは乱菊と暮らしていた子供の頃の記憶を思い出す。

さらなる進化を遂げ、一護を捕らえる藍染。だが一護はその手を払いのけ、最後の月牙天衝を放つ。彼の脳裏には天鎖斬月との戦いの記憶が浮かんでいた。

戦いは終わった。卯ノ花の治療を受ける仮面の軍勢たち。虚圏から帰還を果たす白哉と剣八。だが、藍染を倒したはずの一護の表情はどこかさえない。

ホロウに襲われた女の子を助けるため、カラクライザーに変身しようとしたコン。その前にミシェルと名乗る男が現れ、いいところを横取りされてしまう。

偶然が重なり、ホロウに襲われていた少年・龍三郎を助けた大前田。素性を聞かれた大前田は、つい見栄を張って、自分は二番隊の隊長だと言ってしまう。

荒くれ者ばかりの十一番隊で、ひとり浮いた雰囲気の春ヶ崎晴蔵と顔を合わせる一護。晴蔵は昔、一角と対等に渡り合えるほどの力を持つ死神だったという。

一護がホロウ退治に出かけたのをいいことに、久しぶりの自由をエンジョイするコン。彼はひょんなことから霊を見ることができるという女性と知り合う。

森の中で、ホロウに襲われそうになっていた流魂街の住人・繭と、彼女を助けた死神・正義と出会うやちる。正義とやちるは、昔からの知り合いだった。

休暇で現世を訪れ、夏梨たちとフットサルに興じる日番谷。その帰り道、日番谷は以前、現世に駐在していた頃に知り合ったハルばあちゃんと再会する。

平和な日々が戻ったかに見えた現世と尸魂界。そんな中、尸魂界では七緒と乱菊が断界で消息を断つという事件が発生。一方、駐車場で倒れている少女を見つけたコンは、彼女を連れて帰ることに。

意識を取り戻した少女に手を焼かされるコン。一方、行方不明事件の犯人として捕まった一護は、助けに来たルキアとともに牢(ろう)を抜け出すが、そんな2人の前に恋次と一角が立ちはだかる。

逃げ込んだ技術開発局で望実のデータを見た一護は、現世に危機が迫っていることを知る。どうやって現世に戻るか、頭を悩ませる一護とルキアだが、そこに現れた夜一は2人に強行突破を提案する。

マユリによって断界から救出された隊長と副隊長たちは、一護の部屋で今後の対策を練ることに。一方、一護たちはなかなか心を開こうとしない望実のために、織姫主催でバーベキュー大会を開く。

霊骸(れいがい)となっているマユリの提案により組織された一護捕縛部隊が、現世に派遣される。一方、現世では一護たちが姿を消した望実を捜していた。ようやくコンが望実を見つけるが...。

一護捕縛部隊として派遣されてきた霊骸のイヅルと激突する乱菊。一方のルキアは、自分の霊骸と顔を合わせることに。その頃、尸魂界では、浮竹が京楽の釈放を願い出ようと四十六室に掛け合う。

織姫とともに行動中、霊骸の恋次と遭遇する茶渡。一方、勇音を連れて技術開発局と大霊書回廊を調べていた卯ノ花は、事件の首謀者が影狼佐であることを見抜くが、そこに影狼佐本人が姿を見せる。

浦原の協力により、尸魂界に向かう剣八とやちる、白哉、日番谷、狛村の5人。影狼佐が仕掛けた細工をなんとか潜り抜け、尸魂界に到着した一同だが、そんな中、剣八は自分の霊骸と遭遇する。

怪我をした一護のために、自分の力を使い始める望実。尸魂界では、白哉の前に霊骸の日番谷が立ちはだかる。何度も繰り出される千年氷牢(せんねんひょうろう)をかわし続ける白哉だが...。

霊骸の日番谷と一戦を交えたばかりの白哉の前には自分の霊骸が、傷を負った剣八の前には霊骸の砕蜂がそれぞれ姿を見せる。さらに、尸魂界に乗り込んだ一護を待ち受けていたのは影狼佐だった。

尸魂界を奪還すべく、各所で激闘を繰り広げる護廷十三隊の隊長たち。そんな中、元柳斎は霊骸の京楽と浮竹を相手に苦戦を強いられていた。手傷を負い、次第に追い詰められる元柳斎だが...。

全身に傷を負いながら、影狼佐のもとにたどり着く日番谷と剣八。相手の霊圧が感じられないことに違和感を覚えながらも、攻撃を仕掛ける日番谷たちに対し、影狼佐は断界を出現させて、対抗する。

現世に戻ってきた一護との再会を喜ぶ仲間たち。一護から、彼が拘突に飲み込まれたという話を聞いた浦原は、影狼佐の目的が断界に隠されていたある情報を入手することにあったと断定する。

頻出する虚の対応に追われる一護たち。織姫と茶渡は、望実に元気を出してもらおうと彼女を交えて夕飯を作ることに。一方、望実がモッドソウルだと知ったコンは、彼女への接し方に頭を悩ませる。

自分の斬魄刀であれば、影狼佐の斬魄刀に対抗できるかもしれない。そう考え、自分も戦いたいと申し出る望実。一護は彼女に、自分たちが眠ったままの望実の斬魄刀を起こす手伝いをしようと話す。

霊骸の隊長たちと激闘を繰り広げる一護たち。自分も戦いに加わろうとする望実だが、どこに行っても邪魔者扱いをされてしまう。そんな中、檜佐木とイヅルは霊骸の日番谷との戦いで重傷を負う。

霊骸との戦いに苦戦する一護たちを目にして、ついに元柳斎が立ちあがる。望実の力は必要ないと断言し、再び霊骸の浮竹、京楽たちと向き合う元柳斎。その戦いに飛び込む望実と一護だが...。

元柳斎をかばい、影狼佐が放った攻撃を自分の斬魄刀で受け止める望実。エネルギーを吸収しようとするものの、ついに斬魄刀が折れてしまう。勝ち誇る影狼佐は一護たちに、衝撃の事実を明かす。

雨竜やルキア、恋次たちから心配されながらも、一護はどうにかして望実を救出しようと考える。手がかりを求めて、浦原商店に集まる一同。そこで一護の話を聞いた浦原は、あることに気づく。

ルキアたちがおとりとなり、断界内で霊骸の日番谷たちを引きつけている間に、一護と浦原、コンは尸魂界へ侵入。技術開発局に向かった3人は、失われた一護の霊力を取り戻そうと作業を始める。

一護のもとに駆けつけた、護廷十三隊の隊長・副隊長たち。霊骸との戦いを彼らに任せ、一護は浦原やコンとともに影狼佐の研究所を探す。だがその最中、霊力と虚のバランスが崩れ、倒れてしまう。

モッドソウルの開発者・由嶌欧許を見つけ出した浦原とコン。だが、欧許に声をかけてもまったく反応がない。手詰まりかと思われたその時、浦原は影狼佐の研究所につながる手がかりを見つける。

虚化した一護の前に現れたのは、完全な力を取り戻した影狼佐だった。尸魂界のあちこちで激しい戦闘が繰り広げられる中、窮地に陥る一護。そこにルキアと雨竜、恋次たちが現世から駆けつける。

戦いが長引く中、次第に敵に押され始める護廷十三隊の隊長たち。見事な連携プレイで影狼佐を追い詰めるルキアと雨竜、恋次、茶渡の4人だが、それに対し影狼佐は思いがけない方法で反撃に出る。

正面からぶつかり合う一護と影狼佐。そこにルキアや恋次、雨竜たちが加わり、より一層戦いは激しさを増す。仲間たちを守るため、そして望実を助けるために、全力で戦う一護だったが...。

現世に戻り、残り少ない霊力で虚退治に取り組む一護だが、ルキアたちの助けなしでは普通の霊魂を護ることさえ難しくなっていた。そんな一護の姿に、ルキアは別れの時が近づいているのを感じる。

霊力を失ってから1年あまりが経ち、高校3年生になった一護はごく普通の日々を送っていた。霊が見えない自分にどことなく複雑な気持ちを抱えたままの一護。そんな彼の前に、謎の男が現れる。

学校を襲撃に来た宮下商業高校の不良たちの前に、雨竜が立ちはだかる。雨竜とともに不良たちをたたきのめす一護。彼は、アルバイト先のなんでも屋の店主に連れられ、事務所を訪れることに。

病院に運ばれた雨竜のもとに駆けつける一護と織姫だが、雨竜は2人に詳細を話そうとしない。何もできない自分に焦燥感を覚える一護。そんな中、不良たちに狙われた啓吾と水色が行方不明になる。

仲間への襲撃に耐えられず、銀城から渡された連絡先に電話をかける一護。翌日、エクスキューションのアジトを訪れた一護に、銀城は自分たちの目的は彼に死神の力を取り戻させることだと話す。

銀城からの誘いに対して、死神の力を再び手にすることで、仲間や友人たちを危険に巻き込むのではないかと思い悩む一護。一度は断る決心をする一護だったが、その頃、黒崎家に危険が迫っていた。

死神の力を取り戻す決意を固めた一護は、エクスキューションのアジトで修行を開始することに。まずはリルカの完現術(フルブリング)、ドールハウスを使い、ブタ肉さんと戦うという修行に挑む。

一護が修行に励んでいた頃、学校帰りの織姫のもとに宮下商業高校の獅子河原という男が現れる。雨竜を襲ったという獅子河原の言葉を聞いて、顔色を変える織姫。さらにそこに月島が姿を見せる。

マンションに残された霊圧から、織姫に危機が迫っていることを察し、彼女のもとへ急ぐ一護と茶渡。一方、月島をなんとか足止めしようと攻撃をしかける織姫だが、逆に月島の手にかかってしまう。

エクスキューションの中の誰かと戦わせてほしいと、銀城たちに頼み込む一護。だが、仲間のジャッキーはそんな彼の態度に納得できないままでいた。その頃、茶渡の身にも危険が迫っていた。

一護はジャッキーとの修行を開始。ブーツが汚れるにつれて強さを増すジャッキーの能力に、次第にガードさえできなくなっていく一護。だがその一方で、一護は戦いの勘を取り戻し始めていた。

アジトに乱入してきた月島。茶渡は、彼が雨竜たちを襲った犯人だと一護に知られないよう、事を収めようとする。しかしそれを聞いていた一護は、止めようとする茶渡をよそに、月島に戦いを挑む。

病室で面会する雨竜と織姫。彼女は雨竜に、自分を襲ったのも同じ人間だと話し始める。一方、月島との戦闘を終えた一護は、雪緒のフルブリングの能力を使って、銀城との修行に入っていた。

瀞霊廷通信のお正月特別号の企画・編集を頼まれたイヅルは、たこ揚げの会を開くことに。/新年祝賀の儀で披露される舞の練習に励むルキア。なかなか上手くいかず、落ち込むルキアだが...。

月島との戦いに向け、修行に励む一護と銀城。回復役を任された織姫は、傷が癒えないうちに戦い始めようとする2人を新たな技・四天抗盾を使って止める。それを目にして、一護は驚きを隠せない。

自分たちが持っている情報を突き合わせ、月島の能力を探ろうとする織姫と茶渡。学校に赴いた2人は、啓吾たちからわずかな残存霊圧を感じ取る。さらに織姫は、自分の記憶にも異変を感じ始める。

病院を抜け出し、自分を斬った相手について探る雨竜。一護と関係の深い場所をめぐっていた雨竜は、人々の反応がおかしいことに気づく。その頃、一護はフルブリングの修行を終えようとしていた。

修行を終えて、自宅に戻った一護を待っていたのは月島だった。家族や友人たちが温かく月島を迎え入れる姿を目にして、思わず逃げ出してしまう一護。そこに同じく逃げ出してきた銀城が合流する。

月島と戦おうとする一護の前に、立ちはだかる茶渡と織姫。自分に向かって攻撃してくる2人の姿に、一護はショックを受ける。一方、銀城のもとにはエクスキューションの面々と獅子河原が現れる。

自分を斬ったのは月島ではなかったと話す雨竜。その瞬間、銀城は一護を斬り、一護からフルブリングの能力を奪ってしまう。みんなを護る力を再び失ったことに、絶望する一護だが...。

ルキアに続いて、現世にやって来る白哉や剣八、恋次たち。彼らに命令を下したのは、総隊長である元柳斎だった。一方、月島に偽物の記憶を挟まれたはずの織姫は、一護が苦しむ姿を見て涙を零す。

エクスキューションの面々と戦い始める死神たち。一護もまた、空座町を模したステージで、銀城と向かい合っていた。そんな一護のもとへやって来た雨竜は、あることで彼に謝ろうとする。

徐々に月島を追い詰めていく白哉だが、突然、ステージ内のコンクリートに襲われてしまう。一方、リルカと戦っていたルキアは、リルカが出す可愛いぬいぐるみたちに囲まれ、手を出せずにいた。

銀城に一護の霊圧が混じっていることに気づく雨竜。だが一護は彼の言葉に耳を貸そうとしない。一護たちの戦いが終わるのを待つ死神たちは、雪緒に銀城たちの空間を崩すように迫るが...。

虚化した銀城に対して、新しい卍解の姿で向き合う一護。お互いの刃が激しく交わる中、銀城は一護が、まるで自分を理解しているような目をしていることに気づく。果たして戦いの決着やいかに。

現世でホロウが次々と消滅していることが観測され、騒然となる尸魂界の技術開発局。空座町では、新任の担当死神・行木竜ノ介たちがホロウと遭遇。窮地に陥ったところを一護たちに助けられる。

竜ノ介の伝令神機を介して、謎の侵入者による尸魂界襲撃事件について知る一護たち。落ち着かない気持ちで町内を見回る一護は、かつて行動をともにしたネル・トゥと遭遇し、助けを求められる。

敵の指揮官キルゲ・オピーの正体が滅却師(クインシー)であることを知る一護。同じ頃、報告を受けた護廷十三隊の隊長たちが同じ結論に達すると、元柳斎は全隊長に敵の再来に備えるよう告げる。

瀞霊廷内に立ち上る何本もの霊子の火柱。護廷十三隊が星十字騎士団の侵入を許してしまったことにより、瞬く間に被害が拡大。隊長格の死神たちが戦いの前線に加わるものの、戦況は好転しない。

一護が救援に向かっているとの知らせに安心する死神たちだが、一護はキルゲ・オピーの能力にとらわれていた。卍解を奪われた白哉は、自分の戦いから敵の能力を見極めるように恋次に命じる。

ついに対面する元柳斎とユーハバッハ。尊大な態度のユーハバッハに、昔と変わらないと断じる元柳斎は、相手が抜刀するのを待ち構えていた。そして死神たちは、瀞霊廷に起こる異変を察知する。

ユーハバッハにより元柳斎が両断され、事態を察知し戦慄する春水たち。ユーハバッハは護廷十三隊と元柳斎がいかに変わったかを語る。絶望的な状況のなか、瀞霊廷の上空にすさまじい霊圧が走る。

負傷者の救護活動が行われる瀞霊廷。ルキアを見舞っていた一護は、そこでマユリから呼び出しを受ける。卍解の破壊について説明を受けて動揺する一護を連れて、マユリはある場所へと足を運ぶ。

麒麟寺天示郎から予想外の方法で治療を受ける一護。体の傷が癒えた一護は、恋次とともに臥豚殿へ赴く。瀞霊廷では新たな総隊長に命じられた京楽が、中央四十六室を前にある計画を口にしていた。

尸魂界の地下大監獄で、剣を交える剣八と卯ノ花。斬り合いのなか、ふたりは流魂街で出会った日のことを思い出す。一方、鳳凰殿に向かった一護と恋次は、斬魄刀を創ったという二枚屋王悦に会う。

霊王宮を追い出された一護は、気づくと現世の自宅の前にいた。仲間や一心に合わせる顔がないと、バイト先のうなぎ屋へ行く一護。死神姿でそんな一護を迎えに来た一心は自分の過去を語り始める。

十番隊の隊長である一心は、現世で遭遇した滅却師の少女・黒崎真咲にもう一度会いに行こうと決意。一方、真咲は滅却師の身でありながら死神を助けたことで、石田竜弦の母・依澄から責められる。

自身の出生の真実を知り、覚悟を新たにした一護。再び鳳凰殿にやって来た一護に、王悦は"斬月"と別れることになると言い放つ。一方、尸魂界では、死神たちがそれぞれ次なる戦いに備えていた。

瀞霊廷へ戻ろうとする一護だが、今のままではユーハバッハに勝てないと彼を引き留める兵主部。一方、見えざる帝国ではユーハバッハが雨竜を後継者に指名し、星十字騎士団内に緊張が走る。

影の領域にのまれた瀞霊廷に、星十字騎士団が侵攻してくる。京楽のもとにハッシュヴァルトが姿を見せるなか、聖兵を先導して攻め進むバズビーの前に、日番谷と乱菊が立ちはだかる。

バズビーのもとに現れた蒼都は、とどめを刺すべく卍解・大紅蓮氷輪丸で日番谷に迫る。その頃、マユリのもとに浦原からの通信が入る。浦原は、奪われた卍解を取り戻す方法を虚圏で探していた。

滅却師・完聖体の力が解放され、死神たちを追い詰めていく星十字騎士団。"逆撫"の力で優位に立った平子はバンビエッタの爆撃により倒れてしまうが、そこに鎧(よろい)をまとった狛村が現れる。

護廷十三隊の戦力は3割以下にまで落ちていた。総隊長として各地の隊士たちに指示を飛ばし、態勢の立て直しを図る京楽。一方、マスキュリンと戦う六車は、その手応えのなさに拍子抜けしていた。

修業を終えた一護は、滅却師の侵攻が始まっていると聞きすぐさま飛び出す。雨竜と銀架城の処刑場へ赴いたハッシュヴァルトは蒼都とBG9を容赦なく処断し、ユーハバッハがいかなる存在かを語る。

姿ばかりか自分に関する相手の記憶まで消すことができる、滅却師グエナエルの襲撃を受ける勇音とやちる。本能と反射でグエナエルに一矢報いたやちるは、斬魄刀を抜きさらなる攻撃を仕掛ける。

グレミィを倒した直後、キャンディスの雷撃に撃たれる剣八。さらにそこに、ミニーニャやジゼルらが姿を現す。剣八の霊圧の変化を察知したルキアと白哉は、別の霊圧が上空から迫るのを感じ取る。

雨竜との予期せぬ再会に動揺する一護。雨竜とともに戦った日々を思い起こした一護は、ひとつの決断に至る。その頃、ルキアと恋次はバズビーと、一角と弓親はジゼルとそれぞれ向き合っていた。

一角や弓親に対して、ジゼルが次の手駒として用意していたのはゾンビ化した日番谷だった。容赦のない攻撃で一角たちを倒していく日番谷。マユリはそんな彼を前に、試したい薬があると言い放つ。

ついに霊王宮に足を踏み入れたユーハバッハ。ハッシュヴァルトと雨竜を連れた彼を出迎えたのは、修多羅千手丸だった。一方、砲台を使って霊王宮へ上がろうとする一護たちの前に岩鷲が現れる。

ユーハバッハの前に、真の霊王宮を守る兵主部が立ちはだかる。一方、産褥(さんじょく)の中では、王悦とナックルヴァール、麒麟寺とハッシュヴァルト、修多羅と雨竜が激しい戦いを繰り広げる。

ユーハバッハの聖別によって力を与えられ、完聖体となって再び立ちあがった親衛隊。彼らを相手に、修多羅や曳舟、麒麟寺、王悦が激戦を展開する。さらに、零番隊は新たな一手を繰り出すことに。